第37話 日常編3
ここは私立翔凛帝国学園高等部1年A組の教室。
「美咲!明日から夏休みだよ!」
「そっか夏休みか!もうNLOのレベル上げをいっぱい出来るようになるよ」
2人の女子生徒がとあるゲームについての会話に花を咲かせていた。
「すごかったよね美咲は優勝しちゃうんだもん」
「でもリーブも同じ時に始めてたら私も負けてたかもしれないよ」
私は剣術だと咲良を圧倒できる実力は持っているけど、体術は咲良の方が上手だし、しかもNLOは魔法があるから現実と全然違うし、VRだと咲良の方が使い慣れているから多分私が負けちゃうんだよね。って私は誰に話しているんだろう?
「そういえば今日の体育剣道だってさ」
「やったぁ!!」
「でも美咲の相手は私か、炎城寺先生しかいないじゃん」
「それなんだよねぇ。炎城寺先生も強いんだけどね、性格がなぁ」
「そうだよね。あんなことがあったからね」
『これからバスケをするよぉ』
『先生〜テニスがいいです』
『えぇ~!?だ、駄目だよぉ。バスケなんだからテニスしたいとか言っちゃぁ』
『はぁ~い』
『よしまずはドリブル練習をしよう!ドリブルはこうやってつくんだよ』
そう言った炎城寺先生は右手でドリブルをついて、レッグスルーをして左手でバックビハインドをして右手に入れ替えてドリブルをしてそのままスリーポイントラインまで走っていき、ジャンプシュートを片手で打ってボールがリングの中へとシュパという音を鳴らして吸い込まれていった。
『こ、こうやってやるんだよ』
『『『い、いや無理だから!!』』』
「こうなのがあったよね」
「他にも」
『今日は体力測定だよ』
『まずは私がお手本を見せるから真似してね』
そう言った炎城寺先生はまず立ち幅跳びをやった。なんと記録は212cmだった。この記録は男子高校生の平均とそう変わらない記録だった。
その後もソフトボール投げ、反復横跳び、50m走、握力、シャトルランは男子高校生の平均と変わらなかった。ちなみに長座体前屈は60cmだった。
『『『いややっぱりそんなの女子には無理だよ!!』』』
「はぁ、あの先生運動神経やばいよね」
「まああの炎城寺家の跡取りだしね」
炎城寺家とは明治時代後期から続く名家であり、第一次世界大戦から第二次世界大戦では海軍大将を歴任していたが、現在の炎城寺家当主である彼女の父は、崩壊した東京を空軍基地の本拠地としている日本空軍の日本空軍大将をやっている。
「なんで炎城寺家の跡取りが先生なんてやっているんだろうね」
「先生のあの性格を治すためじゃない?まあ悪化しているような気もするけど」
「あぁーそんな理由かぁ。ってこんなことを話している場合じゃないよ!早く武道館に行かないと」
「本当だ!急ごう」
「二条さんと春風さん少し遅いですよ」
「すいません」
「ごめんなさーい」
「みんな揃ったから始めるよ。今日は剣道をやります。お手本は経験者の春風さんと私がやるよ」
「やったぁー!一年ぶりぐらいに先生と出来るよ」
炎城寺先生は学校にある防具を身に付け始め、美咲は自前の防具をつけ始めた。
「私の方が弱いから手加減してね」
「手加減はちょっと難しいですね」
やっぱり春風さんはあの人と構えが似ているし、やっぱりあの時の人は春風さんなのかな?
「行くよ!」
「受けて立ちます!」
二人は竹刀の先を合わせ相手の動きを見ようとしていた。
そして先に動いたのは炎城寺先生だった。竹刀を引いて小手を狙おうとしたが美咲も竹刀を引いて炎城寺先生の竹刀を受けて横に弾きそのまま炎城寺先生の面に一撃を入れた
「小手!!」
「面!!」
「はぁやっぱり強いね春風さんは」
「いえいえ先生こそ強かったですよ」
そう言って二人は握手をした
このまま二人以上の見応えがある試合は起こるはずもなくに1時間が過ぎていった。
「ふぅ楽しかったなぁ」
「いや美咲、先生か私としか戦っていないじゃん!」
「だってそれが一番楽しいんだもん」
「そうなんだけどさぁ」
「明日からはゲームをいっぱいやろっと」
「話を反らしたな!まあ私もやるんだけどさ」
「咲良は宿題をちゃんとやってね」
「っんぐ!!や、やるよー!」
「じゃあ私ここだからじゃあね」
「うんまた」
ふう優勝したからPK?に狙われたりするのかなぁ?でも返り討ちにするから関係ないか……でもカイさんだけは次も勝てるかどうか分かんないんだよなぁ。
よし!レベル上げを頑張ろう!!特にカグヤと頼光のレベル上げなきゃ……って私とカグヤでクリア出来るような所だと頼光はレベルが上がらないか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここからはあとがきです。
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