(続き2)
ツッコミどころは多々ある、なぜ文字が保存されているのか、バイキング、そして人がさらわれる事など。
バイキング?日本に?そもそも近くに海はないけど?
それと人がさらわれる?なんでバイキングが人をさらう必要があるのだ?
疑問、というよりかは困惑が私を覆いつくす中、バイキングがなぜ人をさらうのかについて質問してみた
奴隷として使うためだったり、あるいは食用にしたりしてしまうのだろうか?いやさすがにこのレベルの環境ならそんなこと行わないだろう、そんなことを考えていた
すると彼はこう返答した
「?それは彼らを魔法の燃料にするためですよ」
そうかぁ燃料かぁ、人間燃やすのは効率良くないと思うけど‥‥
「は?魔法?」
「…はい、そうですけど」
「…え?魔法?」
あぁ確かにね人間燃やすよりもね魔法に利用した方がね効率的だよねうん確かにそうかもしれ…
「んんんなっえっ?まっ魔法?」
混迷している私をよそに青木さんはおもむろに懐から一本の枝、というより杖を取り出した
青木さんは近くの岩に手を当て、その反対の手で取り出された杖をコンパクトな手首の動作で私の方に向けた
直後
私に向けて髪が揺らせ、涼しさを感じさせるほどの風が風声とともに私にやってきた
ただ杖を振っただけなのに、そんな威力の風が起こるわけがない、はずなのに…
私は青木さんに杖を向けられたまま、フリーズした
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