第16話 球技大会②

練習終了後、遥斗の家に泊まることになった麗蘭、歌恋は2人仲良く入浴していた。


「麗蘭先輩、肩凝りとか凄くないですか?」


麗蘭の背中を流す歌恋はかなりたわわに実った麗蘭の胸を見つめる。

歌恋も87と大きめだが麗蘭は92と更に大きい。


「揉んでくれる?」

「はい!」


麗蘭はボディーソープを泡立てながら振り返る。

歌恋は頷き、微笑んだ。


「あぁ、気持ちいい」

「えっちな声ですね、先輩」


ちょうどいい力加減で揉まれると麗蘭は全身の力を抜き、歌恋に身体を預けた。

歌恋はしっかりと受け止める。


「歌恋ちゃん、遥くんのこと好きだよね?」


ほぐされ、気持ち良くなった麗蘭は歌恋が入学して来てから気になっていたことを尋ねる。


「はい、大好きです」


揉みながら答える歌恋。

譲る気など毛頭ない。

歌恋は遥斗と運命の赤い糸で結ばれていると確信しているのだから。


「なら勝負だね」


グラウンドという名の戦場で一年生から正捕手として、王者海城の守備を統率してきた麗蘭は常にクールで勝利に徹する司令塔だ。

麗蘭の目に狂いはない。

そう、麗蘭の目にははっきりと見えている。

自分と遥斗が高校卒業後もずっと一緒にいる姿が。


「望むところです」


既に王者海城のエースナンバーを手中に収め、次は女子野球界をその手中に収めようと日々自分と戦う歌恋は鋭い眼差しを向け返す。


「告白は?」

「勿論、自分から!」

「だよね」

「はい!」


健闘を祈り合うように微笑み、握手する二人。

二人の視線の先には遥斗の後ろ姿が見えている。

ーー手に入れるのは私!


「ちょっと雑談しよっか」

「はい」


身体を洗い終えると二人は仲良く湯船に浸かる。


────────────────────


「でね、そこの下着が可愛くて〜」

「へぇ、大きいサイズもあるの良いですね」

「でしょ〜」


トイレに入っていると聞こえる二人の話は非常に股間に悪い。


「92もあると中々かわいいのないよねー」

「87でも結構厳しいですよ」

「だよね〜」


92のおっぱいと87のおっぱいはどんな揉み心地なのだろうか。


「ちょっと妄想しよ」


俺はニヤつく。


「出よっか」

「そうですね」


何!?

俺は急いで立ち上がり、壁に耳を当てる。


「もう出たか?」

「気持ち良かった〜」

「だね〜」


俺はゆっくりとドアを開けた。

当然、鉢合わせを狙っている。


「トイレ入ってたんだ、じゃあさっきの話聞こえてたよね?」

「たまたまな」


ドアを開けると直ぐに気づいたのは麗蘭。

俺はニヤつきながら麗蘭に視線を移す。

ーーおっぱい!92のおっぱい!


「残念でした〜、バスタオルつけてます〜

もう〜すけべなんだから〜」


残念なことに麗蘭も歌恋もバスタオルを用意していた。

歌恋は抱きつき、ガックリ来ている俺の頬をつんつんする。


「遥くん、見たい?」


胸元に指をかける麗蘭。

俺は頷き、息を飲む。

ーー麗蘭さん!?


「歌恋、ごめんね」


ニヤつき、思い切り歌恋のバスタオルを剥ぎ取った麗蘭は剥ぎ取ったバスタオルを風呂へ投げる。


「歌恋、お前」


幼馴染の歌恋は想像以上に女性らしく成長していた。

87と言っていた豊満なバストは完璧な形で整っており、今直ぐ揉みたいと思わせるほど美しく、ヒップも俺好みの大きさで大事なところも綺麗に整えられていた。

当然、俺のアレは大きくなる。


「うん?」


歌恋は首を傾げる。

恥ずかしがる素振りは全くない。

そうか、慣れてんだな。

小4までずっと入ってたもんな、風呂。


「き、綺麗だな」


だが、俺はそうはいかない。

俺は背を向け、顔を真っ赤にする。

見ていいというのだから見てもいいんだろうがなんか違うんだよな。


「今度、一緒に入ろっか」


歌恋は抱きつき、ギュッと抱きしめるとズボンに手を突っ込み、俺のアレに手を触れる。


「やっぱり、興奮してる」


歌恋は微笑みながら動かす。


「遥斗が私で興奮してくれて嬉しい」


激しくなる歌恋の手の動き。

俺は快感に必死で耐える。


「歌恋、歌恋はどうなの?」

「麗蘭先輩!?」


驚く歌恋は俺から離れ、麗蘭に視線を合わせる。


「えっちだね、歌恋も」

「だってぇ」


麗蘭は歌恋の大事な場所を優しく触ると手についた証を見せる。

歌恋は頬を赤く染め、俺にケツを向ける。


「遥斗♡当たってる、それはまだいや」


歌恋はビクッとし、麗蘭に抱きついた。

抱きついた拍子に麗蘭のバスタオルが落ちる。


「麗蘭」

「えっち」


舌を出す麗蘭も隠す素振りはない。


「麗蘭」

「うぅ」


俺は麗蘭に近づく。

麗蘭はブルっと震える。


「どした?」

「おしっこしたくなった」


麗蘭は大事なところを抑え、モジモジする。

俺はトイレのドアを開ける。


「ありがと」

「あぁ」


麗蘭は駆け込み、直ぐに座った。

音が聞こえる。

これもかなり股間に悪い。


「私もしたい」


歌恋もブルっと震え、大事なところを抑える。


「ハーレムだね、遥斗、お姉ちゃんも入ろうか?」

「脱ぐな!」


ニヤつきながら上着を脱ぎ捨てる姉貴。

紫のブラがぷるんと揺れる。


「遥斗、私は一緒に入っても良いよ」

「風夏!?」


俺に抱きつく風夏は既にバスタオル姿。


「男でしょ、覚悟決めなよ」

「私も入る!」

「私も!」


姉貴がニヤつくと歌恋が抱きついて来る。

そして、トイレを終えた麗蘭も。


「ジャンケンで勝った方が一緒に入ろう、私と遥斗と。」

「はい!」


目を輝かせる3人。


「ジャンケン!ぽん!」

「やった!」


ジャンケンに勝ったのは風夏。

歌恋と麗蘭は落ち込み、自分の服を手に取る。


「バスタオル取った方が良い?」

「まぁ、そっちのが気持ちいいだろ」


俺が風呂に足を踏み入れると風夏はモジモジしながら問う。

俺は視線を逸らし返した。


「わかった」


風夏のバスタオルが落ちる音がする。


「どう?」

「好き」


かなり良い風夏のスタイル。

制服ではかなり着痩せしていたようだ。


「ありがと」

「風夏ちゃん、良いね」

「はい」


満面の笑みの風夏。

何だろう、緊張が解けて来た。

そして、俺たちは背中を流し合ったりして、親睦を深める。


「風夏ちゃん、初体験したら?」


姉貴の問いは男の俺としては是非と即答するところだ。


「いえ、まだ。

もし、しちゃったら部活に集中出来なくなっちゃいそうなので。

でも、こうやってたまにお風呂一緒に入るのいいですね。

仲良しって感じ。

恥ずかしいとかない。」


風夏は微笑みながらやんわりと断った。

俺は頷き、目を瞑る。

俺にも風夏にも歌恋にも麗蘭にも夢がある。

誰かと交わる時は夢が叶った時かもな。


「そういう形もありだね。

自分のペースでゆっくりと」


姉貴は微笑み、風夏の頭を撫でる。

妹のように見てるんだろうな、風夏のこと。


「はい」

「風夏、入りたい時はいつでもいいぞ」

「そうだね、私から言うよ」

「わかった」


約束を交わすと親友以上恋人未満にランクアップした感じがする。

俺はクスッと笑い、この関係がいつまでも続いたら嬉しいなと思う。

風夏もそう思ってくれてるんだろうか。


────────────────────


「遥斗...!」


私の身体は遥斗を求めていた。

でも、まだ付き合ってないから出来ない。

しちゃいけない。

私はオナニーで欲求を満たした。

欲しい、欲しいよ、遥斗ぉ

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