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愚痴を言えば「でもそれはお前が悪い」

不満を言えば「だってそれはお前が間違ってるから」


お前だって人を傷つけることがあるんだ

だから傷つけられたからっていちいち文句を言うな


悩み相談をしていたはずがいつの間にやらお説教タイム

無茶苦茶な説得 しかしだからこそ納得はできず

あまりにも理不尽に思うことだらけ、だけど、

だけどきっと世の中そんなものなんだろう


わがままだと言えば「お前の方がわがままだ」

非常識だと言えば「お前の方が非常識だ」


お前だって人を苦しめることがあるんだ

だから苦しめられたからっていちいち文句を言うな


先に手を出した方が悪いとはいうけれど

身体を傷つけるのは駄目で心を傷つけるのはいいのか

有り余る哀しみ やりきれない怒り 果てしなき絶望

それでもなんとかしなきゃならないのなら


みんなが丸く収まるためには

自分が妥協するしかないのだろうか


悩みを話したら「それの何が辛いのかわからない」

だけど細かく話したら「不幸自慢をしている」


”他人は変えられないから自分が変わること“

そうやって俺に変わることを求めてくる

そして俺は変わっていってしまう

どう変わるのかは、さあ、どう変わるのか


こんな酷い結末が待ち受けていようとは

かつてはそれでもそれなりに穏やかだったのに

でも仕方がない これは必然的結果だと思う

もしも全て俺が悪いと言うのであれば


お前だって人を悩ませることがあるんだ

だから悩ませられたからっていちいち文句を言うな


––––相談相手を間違えた、

ということなのだろうか

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