第5話
こうしてマルシェの所に住むことに
なったイシカは庭の草むしりを、
していた。ハサミで器用に草を
抜いて行くのである。
しかも抜いた草を食べているので
ある。すべて抜き終わると軒下で
寝ているイシカであった。
何か食べ物与えようとしたら
マルシェが何でも食べるよと
いうので料理に使った材料の残り
与えたらすべて平らげてしまった。
残飯処理係イシカの誕生である。
だが合成生命体のイシカは
想像以上に成長が早く一晩で
約30センチに成長して
しまう事に気がつくのは
翌日になってからである。
そして翌日庭に出てみると
大きくなったイシカがいた。
驚く両親とマルシェと兄弟だが
イシカは相変わらず右のハサミ上げ
朝の挨拶してくる。
ほころぶ家族に王都から
連絡が来たから教会に来て
ほしいという知らせがあり
急いで行くマルシェと
イシカであった。
教会に行くと王都から来た
使者らしい人がいてマルシェにこう
問いかける。
「おぬしがマルシェ君かな?
君は今回
マテリアル王国の錬金術士として
登用されることになった。1か月後
迎えが来るので準備して
おくようにして欲しい」
こうしてマテリアル王国に
登用されることになったマルシェは
一か月の間に準備をしないと
いけなかった。
父親、母親は寂しげだったが
息子の門出に対しうれしい気持ちで
いっぱいだった。
兄のトウシェも喜んでいたが妹の
ルイだけちょと不機嫌である。
いつも面倒見てくれるマルシェが
いなくなるのは寂しいの
かもしれない。
とりあえず妹のご機嫌取りする
マルシェであった。
そして旅立つ前に自分の護衛と
いえるゴーレムを作ることにした。
オールアルケミストの力を、
使い木と石を融合そしてスライムも
使いゴーレムとは思えない様な
新たなゴーレムを、作り出した。
見た目は人間に近く動きも
スムーズである。
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