第2話

だが転生した鋼順次は12歳まで

記憶を封印されてしまう。

どうやら何らかの理由で神が封印を

していたらしい。

そして12歳になってから過去の

技術、技能を思い出し

回りを驚かせていく。一番驚いたのは

父親だった。

鍛冶師の仕事は見せてきたが12歳に

なったらやってみたいというので

試しに打たせてみたら

初めて打つにしては信じられない

出来のナイフを作り上げた。

しかも研ぎも自分でやってみたいと

いうのでやらせたら

父親の研ぎとほぼかわらない出来に

うなってしまう。


「まさか見ただけでここまで出来る

とは?これは天才かもしれない。」


ちょっと親バカが入っているが

普通ならそう思うだろう。

だがその子供の中身は異世界から

転生した人間国宝と言われ

機械加工の職人の間で加工の神

もしくはマニシングマイスターと

言われた伝説級の職人の生まれ

変わりである。

そして今はマルシェと親には

呼ばれていた。

父親はハルシェ、母親はメイ、

その他に兄のトウシェに妹のルイの

5人家族である。

そうしてそうこうしている内に

3年の歳月がたちマルシェ15歳に

なったので教会で神託を

受けることになった。

マルシェがいるコンコンド町で教会に

水晶がありそこに手を当てると

何のスキルがあるかが判明する。


「さあその水晶に手を触れるのじゃ」


教会の神父様のいう通りに手を

当てるとスキルが表示される。

表示されたスキルは全部で1つだが

教会の神父様が驚く。

どうやら錬金術師らしいスキルで

オールレンジアルケミストと出た。

神父も錬金術師なのはわかるのだが

オールレンジつまりはすべての錬金術

という意味らしいのに首をひねる。


「見たことも聞いた事もないスキル

ですね。

ですが錬金術なら王国に

報告しないといけません」


何位やら一波乱ありそうな気配である。




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