応援コメント

沈みゆく船 (後編)」への応援コメント

  • 息が詰まる展開でしたね…思わず力が入っていた様で、読み終わってみると肩が凝っていました。

    リィドウォルが自らを呈して場を収めたあの言葉に、彼の本心が少なからず含まれている気がして、どうにも辛くなりました。国と王を思い続けて、彼がどれほどの苦労を重ねて、どこまで手を汚し続けてきているか…本当に、つくづく報われないですね…。
    それを耳にしても平然と、しかも思い出したかの様にタージュリヤに仕置きを課す王に、やはりと思う反面、もうダメなんだろうな…と思わされました。タイトルにある通り、ザクバラは確実に終焉を迎えようとしている事が、リィドウォルの挺身を知っているだけに、残念でならないです。
    どうあれ、リィドウォルの機転によって二人が命だけは留めたという事実だけが、このエピソードで唯一の喜ばしい話でした。ですが、状況は依然として何も変わっていませんよね…この先の展開が読めないのに、ただただ不安で仕方ないです。
    ネイクーンの魔術師達が城下に集められたというのも、どうにも不穏なんです。幸まる様の描く展開は読み切れない事が多いのですが、この終盤に来て、いよいよ読めなくなってきています。それだけに続きも気になりますし、楽しみも増えるんですけれどね。
    更新、怖いなぁ…ハラハラを抑えながら待つ事にします。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    事の顛末を、肩が凝るほど力を込めて見守って下さり、ありがとうございます。

    リィドウォルの機転により、何とかあの場を凌いだわけですが、国王のの人格障害は既に深刻なものであることを突き付けられた形です。

    リィドウォルが王に投げた言葉は、殆どが彼の真実で、居た堪れない結果は、焦りだけを生んでしまいます。
    船が沈む前に、リィドウォル達が行うことは何でしょうか。
    …主人公サイドからすれば、楽しい結果にならないことだけは確かですね…。

    『幸まるの描く展開は読み切れない事が多い』
    わお!それは嬉しいです。
    結局王道が好きな私、考える物語はどうしてもそれ寄りになるので、先が読まれちゃうかな…といつも思っているのですよね(笑)。
    読めずにハラハラして頂けるのなら、有り難い限りです。
    ありがとうございました!