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信頼関係 (前編)」への応援コメント


  • 編集済

    月並みな表現しか出て来なくて悔しいのですが…このエピソード、凄まじく感動しました。この物語を見つけて読めていて本当に良かった…とさえ思っています。ちょっとこれから熱量高く褒めちぎりますので、お覚悟のほどを。


    タイトルにある様に、前話でエルノートに言われた「疑う」ことについて、セルフィーネが誰かから気付きを得る…そんなお話かなと思っていました。
    その相手がマルクだったわけですが、疑うということのそもそもの発端である「嘘を吐く」という事。これを教えるマルクの言葉が、実に分かり易いんです。人は嘘をつく生き物だけど、意図せず嘘になってしまう場合もある…と、嘘の概念を遠巻きに教えながら、自身を何故セルフィーネは信じているのかという問い、そこから信頼を見つける方法として「そのままで良い」と諭す…この流れが圧巻なんです。
    かねてから何度も…もはや鬱陶しいぐらい重ねて言っていますが、要らないものを削ぎ落し、端的且つ綺麗にまとめられていて、本当にスッと入ってくるのが幸まる様の文体です。このエピソードでは、その良さが最大限に生かされているんです。「大切ですよ、大事なんですよ」と一度も押し付けず、セルフィーネと同じ様に凄く素直に、嘘について、そして信じるという事について学べてしまうんですね。個人的にはこのくだり、小中学の教科書に載せても良いレベルだと思っています。
    …とまぁ…こう、安っぽい言い回しに終始してしまうのがほとほと残念でならないです。この感動をどうにも上手くお伝え出来ません。語彙って大事ですね…。

    更にですよ(しつこくてすいません)、ここからハルミアンに繋げる流れが、物語として秀逸過ぎます。
    まさしくこれまでの信頼を失うかもしれない、そんな危うい線上でフラフラしているハルミアンに、さっきまで嘘や信頼について悩んでいたセルフィーネが、聖紋の位置をあっけらかんと教えてしまいました。意図せず取った行動ですから、勿論疑いなど微塵もなく…つまり、これが信頼なわけです。前半から翻ってのこの展開があまりに鮮やかで…冗談抜きで拍手してしまいました。
    セルフィーネの無垢で素直なこの行動に、ハルミアンはきっと動揺する事でしょうし…今の彼ならきっと、自分が恥ずかしくなるんじゃないかと思っています。イスタークとの関係修復も大切ですが、もっと大切な事がすぐ足元にもあるんだと気付いて欲しいですね。

    いやぁー…最高の読後感です。いつも物語として心を動かされて、ハラハラしたり号泣したりさせていただいていますが、今回はまた、いつもとは違う意味での感動がありましたし、嘘と信頼のくだりから幸まる様の人となりが少し透けて見えて、そういった意味でもなんだか得をした気分です。
    返信の負担になるのも嫌なので、最近はどうにか頑張って熱量を抑えていたのですが(「あれで?!」とお思いかと思います(笑)、もう今日だけはすいません…この感動は抑えきれませんでした。
    この物語を書いて下さってありがとうございます。更新、待ってます。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    物語の中でセルフィーネに何かを説明する役は、大体マルクが請け負うことになるのですが、この二人の性質上、こういう真っ直ぐな説明になりがちです。
    カウティスの性格もそうですが、見方によっては青臭く、理想論でもあるような部分でしょうか。
    でも、私はこういうものが好きなのです。
    文字だけでメルヘンにも残虐にも出来てしまう空想世界。だからこそ、自分が理想と思うものを詰めても良いだろうと思っています。
    勿論それだけでは物語が成り立たないので、それこそしんどいと思われる暗い部分も書きますが(笑)、それでも“世界に光あれ!”と言える物語が書きたいです。
    …ですので、今回物凄く褒めて頂き、恐縮しつつもとても嬉しく感じています。ありがとうございます。
    『小中学校の教科書』は褒め過ぎですが(笑)。

    …語ってしまってすみません(笑)。

    さて、セルフィーネに素直な反応をされたハルミアン。予想される通り、動揺することになります。
    その動揺の先に彼がどんな選択をするのか…。
    この前後編とその後の一話は、自分でも気に入っているエピソードの一つですので、お楽しみ頂ければ嬉しいです!

    何度も書きますが、いつも読み込んで気持ちのこもったコメントを下さり、とても有り難く思っています。
    こちらこそ、ありがとうございます!

  • こんにちは。

    あばばばばば……(⁠(⁠(⁠;⁠ꏿ⁠_⁠ꏿ⁠;⁠)⁠)⁠)

    言った、素直に聖紋の場所言っちゃった!
    どどど、どうなるの〜!?(;・∀・)

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    あっさり真実を口にするセルフィーネ。
    『あばばばば…』です!

    答えを得てしまったハルミアンは、どうするのでしょうか?
    後編に続きます!
    続けてお見守り頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!

  • セルフィーネのマルクへの信頼度がかなり高いですね。
    マルクは裏表がなく、セルフィーネやカウティスのために尽力できるからでしょうね。

    そして、ハルミアン、あっさり答えてしまったセルフィーネに対して、どう思い、どう行動するのか。
    イスタークとの関係値もあって、これまた一筋縄ではいかなさそうです。
    ただ、やはりもやもやした気持ちはあるのですね。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    マルクはしがらみも少なく、表裏もない上に、カウティスとラードには見えない魔力が見えるので特に信頼度は高いようです。

    探りを入れたつもりが、あっさり答えを得てしまったハルミアンです。
    もやもやの心のまま後編に続きます。
    彼の取る行動は…。
    引き続きお見守り頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!