CASE FINAL.上位存在
エピローグ 実利の怪物
『君の優勝。それこそが、運命だったのだろう。優勝した君は世界大会に進むか、
『あーあ、みんな死んでしまいましたねー』
『ああ、なんと運命は残酷で悲劇なのだろうか!!』
『GAME OVER』
『
『発明家の彼は、脳だけの状態で生き延びています。彼は、優勝者の情報も繋がれることになりました。これにより、私達の今回の実験記録は全て保存されました』
『しかしこれじゃあ、生きているなんてとても言えませんねぇ~』
『優勝者の死亡は想定外メジ。これからどうするメジ?』
『もし、参加者が生きていたならば、我々は事務的に手続きを済まし、次の大会を始めていたのだろう。しかし、このような想定外により、我々は次の参加者がどう動くかなどという予想を付けなければならなくなってしまった。しかし、物事には必ず想定外が存在する。我々の中には想定外という
『ERROR!!ERROR!!』
『その言葉には、お答えすることができません』
『次の大会、また次の大会も優勝者が死亡してしまったのなら、もしくはそれに
『私の見立てだと、あの小説家さんなら、後にノーベル文学賞を受賞してましたねー』
『発明家の彼は、「走馬灯復元機」を完成させずとも、「思考投影機」という
『あの素晴らしき中学生の妄想なれば、その「思考投影機」なるものにより、時代を未来へと進めていたと我は確信する』
『あのテロリストはもうすぐ死刑だったんですけどねぇ~。できるなら私の実験材料に欲しかったですねぇ~』
『あの子は後に来る戦争を予言していたメジ。でも、止めること自体は出来ないと考えてたメジ。それでも、生きてたら規模を更に抑えることが出来たメジ』
『ああ、なんということだろう。彼ならば、かの
『CONTINUE?YES.ミッション:この戦争を戦い抜け』
『君が見つけたゲーマーならば、いずれ必ず起こるあの世界の戦争に対し、我々ですら思いつかない戦術を
――完
思考能力実験 ~イメージバトルロワイアル~ 火炎焔 @kaenhomura
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