第5話
あれから、暇な時間をぼーと過ごして5ヶ月が経った。
首も座り、寝返りがうてるようになっている。
やっと、リナの顔が見れると安堵した。
彼女もまた寝返りができるようになっている。
楽しみだ。
その瞬間は、すぐに訪れることになる。
僕は、不意に寝返りを打った。
それと同じタイミングでリナも寝返りを打ったのだ。
彼女は、やっぱり思い出の妹にどことなく似ていた。
やっぱり、妹なのだろうか。
僕は、助けることができなかったのだろうか。
リナが、僕を見つめていた。
僕も、彼女を見ていた。
目が離せない。
やっぱり気になる。
早くおしゃべりしてみたい。
いまは、まだ「あー」「うー」しかお互い喋ることができないから。
あー、しゃべりたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます