老人介護とクリスチャン(007)3月――発病 (7)

22日夜9時頃

 合唱サークル指導をしておられる

 湯山先生からTELがありました。

「MRI、どうだった?」

「腰に関しては、なんの支障もなかったんです。

 なので、薬じゃないかなって神経内科の先生が言ってた」


「小脳のMRIも、撮ったんじゃないの?」

「予約がいっぱいでダメだったんです。

 それに、可能性をひとつひとつつぶすためには、

 まず、大学病院へ行く前に、あやしい薬を

 変えてみることが必要だそうで」


「パーキンソン病じゃないの? 手足が震えるって

 症状がよく似てる」

「N先生は、義母の腕を

 交通整理のおまわりさんみたいに回して、

『柔らかい。パーキンソン病だったら

 硬くなるから、違うな』って言ってたよ」


「だけど、人によっては急激に悪くなることもあるから」

 先生は、心配そうに言いました。

「そういう可能性も、考えておいた方がいいよ」


なんにせよ、第二の懸念材料である

お薬を、なんとかせねばなりません。

これがハッキリしないと、小脳のMRIを撮る

ドクターが、常用している薬との兼ね合いを

考えて、戸惑ってしまうらしいんです。


ということで、再びN神経科へ参りました。

仕事上、休めるかどうか上司を交渉するという夫。

金曜日に休めたら、いっしょに来てくれるそうです。

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