小悪党ノートと龍の秘宝 18



 ところ変わって、アーサーたちは――――



「う〜ん、斬っても斬っても何回も蘇るね〜」

「キリがありませんよ! 私の魔法で攻撃しても消滅しません!」



 復活する亡霊たちに苦戦している。

 単体の力は然程高くないため、簡単に倒せるが、結局復活してしまう。


 終わらないマラソンを続けているようだった。



「この間にも村人たちが亡霊に襲われてしまうのに……」

「どうすれば!?」



 “木箱と石っころを壊せ!”



 遠くから聞こえる重低音。

 空から飛んできているブレアの声だった。



「呪いの龍! ……と、ノートも?」

「……ぅっぷ」

「あなた、今までどこへ行っていたのよ!?」

 “ふむ小奴が村の中で――――”

「む、村の……ッうっぷ………………様子を見てきたんだ!」



 ブレアの猛スピードに酔いながらも、余計なことを喋らせないように何とか答えるノート。

 その甲斐あってか、誰も気にせずにアーサーがブレアと話をする。

 


「木箱と石っころを壊す? どう言うことだい?」

 “亡霊がこの世に存在するためには『依代』が必要じゃ。こいつらの『依代』が、木箱とその中に入っていた石っころということじゃ”

「なるほど! 彼らにとっての恨みの象徴…………生贄の報酬である金銀財宝か!」

「でしたら、さっさと破壊して――――」

 “じゃが、当然奴らは邪魔をする”



 ブレアのいう通り、亡霊たちは、村人たちを襲うことを中断し、再び一ヶ所に集まりだす。


 依代である木箱と宝石のもとへ集まり、再び巨大な亡霊へと合体する。



 ――――――ィイイイイイッ!!



 聞く者の恐怖心を掻き立たせるような声を発し、アーサーたちを威嚇する。

 こちらの話を聞いていたかのように、依代の前に立ちはだかる。



「なら、あいつを引きつけて、その隙に他のみんなで宝石と木箱を破壊しよう!」

「では、私が魔法で奴を……」

「いや、魔法はもう効かないかもしれない。見てよ」



 アーサーが指差すのは巨大な亡霊の周囲。

 その周囲にはドス黒い霧が舞っている。



「あれが何なのかはわからないけど、何となく気持ち悪さ・・・・・を感じる。よく高難度クエストに挑んだ時に感じたことがあるけど、その時って大抵魔法耐性のあるバリアっぽかったんだよね」

 “おぉ、良い勘をしているな剣士の小僧。あれは怨念によって作られた『呪いのオーラ』じゃ”

「呪いのオーラ?」

 “あれに触れると、魔法は呪いによってかなり弱体化する。しかもあれほどの濃いオーラ…………ワシでも張れんぞ?”

「りゅ、龍種であるあなたも!?」

 “小娘、貴様レベルの魔法でも、消えることはなくても正直ダメージにはならん。あの亡霊は、最早『災害』とも呼べる怪物よ。人の手に負えん”

「ど、どれほどの呪いを溜め込んでいたんだ…………!?」



 龍種も認めるほどの呪い。


 このブレア村が積み重ねてきた負の遺産が、この村――――いや、世界を滅ぼしかねない規模へと変貌してしまった。



「なら、確実にここで消さなくちゃ!」

 “うむ、ワシのマイホームも消されかねん。ここはワシがあの亡霊を相手しよう。その隙に小僧どもは『依代』を壊せ”

「…………任せていいのかい?」

 “貴様らでは奴に近づくことさえできん。じゃが、同じ呪いを専門とするワシならば対抗できる”

「…………………………わかった。ここは協力しよう!」

 “『依代』も強力な呪いのバリアで守られている。壊すには、『強力な聖なる一撃』を放て”

「は、はぁ!? それは一体どうやって……?」

 “知らん! 少しはあのへっぽこのように頭を捻れ! あまり時間が持たんぞ!”



 そういうと、気合を入れるためにブレアは吼える。

 龍の咆哮は、聞いた者全てが畏怖をする。


 だが、今は大変頼もしい限りだ。

 本来は討伐をしようとしていた龍に助けられる。

 なんとも奇妙な展開だ。



 “行くぞ怪物! ワシが素晴らしい呪いというものを見せてやる!”

 ――――――ィィィイイイイッ!!



 ブレアは間髪入れずにブレスを放つ。

 大きく息を吸い込むこともしない、先制攻撃。


 対する巨大亡霊も、呪いのオーラをブレスのようにブレア目掛けて放つ。



 二つの巨大な『呪い』の衝突は、凄まじい衝撃だった。

 だが、それ以上に恐ろしい光景が広がっている。



 呪いの影響なのか、地面が枯渇し、草木は枯れ、家屋を腐らせる。

 これが人に当たったらと思うと、どうなるか想像もしたくないほどだ。



 “ぬぅ……本気ではないとはいえ、ワシのブレスを相殺させるオーラか! 元々は人間だったくせに小癪な!”



 どうやらプライドを傷つけられたようで、ブレアはプンスカしながら巨大亡霊へ飛びかかり、爪を立てて振り下ろす。

 素早く、大地を切り裂くその攻撃をまともに受けて、巨大亡霊は切り裂かれ、また腕が吹き飛ぶ。


 だが、今度は悲鳴をあげず、切り飛ばされた腕を操ってブレアに飛ばす。


 ブレアは難なく避けるが、腕は執拗に追いかけ続ける。

 そして、しばらくしてついにブレアの頬をとらえる。



 ――――ィィイッ!!

 “ふん! たった一発当てた程度で喜ぶとはな! この程度、痛くもないわぁ!!”



 そう言うと、ブレアは両手に力を込める。

 込められた両手は黒く染まり、凄まじい力が込められる。

 そして――――



 “くらえ、我が呪いの術……『呪龍砲』!”



 両手を前に突き出し、呪いの波動を巨大亡霊へ放つ。


 波動に触れるもの、近くにあるものは、すべて腐って朽ちる。

 呪いの龍の本気。



「ちょ、ちょっと、この村を壊さないでよ!?」

「は、ははは……やりすぎだね……」



 だが、巨大亡霊は呪いのオーラを増大させてブレアの波動を防ぐ。



 “なにぃ!? わ、ワシの一撃を防ぎきるだと!? それほどの怨念が溜まっていたのか…………防がれるとワシ、ショック……”

「そんなこと言ってる場合!? さっさと攻撃を続けて!」

 “やかましいわい、小娘! 貴様らもさっさと攻撃せんか!”

「まだ魔力が溜まらないわ!」

「エレノアさんの魔力が溜めている! もう少し耐えて!」



 アーさーの言葉に不満を持ったのか、ブレアはブスッとして文句をいう。



 “……耐えて? 何じゃいそれは!! 貴様ら人間のひ弱な攻撃に頼らずとも、こんな化け物ワシが消してやるわぁ!!”

「えぇ!? ワシよりも強いかもって言ったじゃん……」

 “濃いオーラが張れんだけじゃ! 総合力はワシの方が断然上じゃ! 見ておれヤァ!!”

「あっ…………もう、何をムキになっているんだか」

「意外と子どもっぽいですね……ですが、強いのは事実です」



 今、目の前では巨大亡霊と呪いの龍が激しい攻防を繰り広げている。


 呪いの攻撃や魔法、肉弾戦が大規模で展開されており、まさに怪獣大戦争だ。

 だが、おかげで亡霊はこちらを意識から外している。


 木箱と宝石は無防備な状態で浮いている。


 絶好のチャンスだ。



「でも、どう攻撃する? 聖なる攻撃……僕たちはエレノアさんのホーリーレイしかない。でも……」

「おそらく、あの呪いのバリアで魔法は削られます。破壊は厳しいかと。念のために魔力は溜めていますが、このままでは…………」

「くそ、せっかくのチャンスなのに!」



 アーサーとエレノアが考え込んでいる中、ノートは木陰で吐いていた。

 ブレアの飛行で酔ったまま、まだ回復していないようだった。



「ノート!キミも何かアイデアはないかい!?」

「…………ぅぇ…………お前なぁ、この状態で、思いつくわけ、ないだろう?」

「あなたはひ弱すぎるわ。ちょっと飛んだくらいでそこまで弱るなんて……」

「……くそ…………好き放題、言いやがって…………」

「それで、何かアイデア!」

「…………こっちは、話聞いてねぇし…………」



 だが何か言わないと、きっとアーサーはしつこく聞き続ける。

 ノートは何となくそう考えていた。


 だから、適当なことを言って、さっさと離れてもらおうとする。



「……なら、お前が剣で、攻撃すれば?」

「それが出来れば苦労はしないよ! あれほどのバリア、流石に一撃では無理だ! 龍のいう通り、聖なる力が必要なんだよ!」

「…………ぅっぷ!…………なら、その力を、今身につけろ…………」

「流石に無理だよ!」

「真面目に考えなさいよ!!」

「チィ、うるせぇなぁ…………なら、エレノアの聖魔法と、お前の、剣を合体させれば?」

「合体…………?」

「あなたねぇ……」



 あまりにも適当に答えるノートに呆れ果て、盛大なため息をつくエレノア。

 悪態をつこうとしたが、ノートは再び吐き始めた。


 仕方なくエレノアは背中を摩りながら、どうするか考えていると、何かを考えているアーサーがいた。



「どうしました、アーサー様?」

「うん、合体……合体か……………………よし!」



 何かを決心したアーサーは、エレノアの方を振り向く。



「エレノアさん! 僕が合図したら、僕に向かって『ホーリーレイ』を放って!」

「え、えぇ!? 何を言っているのですか!? そんなこと――――」

「僕に考えがある! うまくいけば、呪いのバリアを破れる!」

「え……?」



 アーサーの考えがわからないエレノア。


 ホーリーレイをアーサーに放つ。

 非常に危険だ。そんなことをしたら、当然アーサーの命が危ない。


 だが、アーサーの目を見ると、強い意志を瞳に宿している。

 それは、自分ならば応えてくれるという信頼なのかもしれない。


 これに応えないのは、主君への不義にあたるのではないか?



「…………わかりました。全力のホーリーレイをアーサー様へ放ちます。よろしいですね?」

「うん! ありがとう、エレノアさん!」



 アーサーはにっこりと笑って大きく後ろへ跳躍する。

 そして、剣を構えて目を閉じる。



「集中……集中…………自然を感じ、力を受け入れろ…………」



 攻撃のための準備のようで、アーサーの体が淡く光る。

 まるで自然と一体になっているかのように、静かで悠然としている。

 

 だが、それを簡単に見逃すほど相手は甘くない。


 何やらアーサーが企んでいることを察知した巨大亡霊は、怨念のこもった波動の球を放つ。



 “ぬぅ!? ぬかった!?”

「あ、アーサー様!?」



 ブレアも、魔力の準備をしているエレノアも亡霊の攻撃を助けが間に合わない。

 アーサーも、集中していて気付いてない。



「……これ、貸し一つ……な………………ぅっぷ」



 ノートが魔弓ヒュドラスを放って怨念の球を消滅させる。

 そして、その後再び吐きに戻る。



「よくやったわ、ノート!」

 “この亡霊が! ワシを相手取っているくせに、他に意識を向けるとは!!”



 ブレアが大きく息を吸う。

 そして、両手に呪いの力を込める。

 先ほどの呪いの波動に、ブレスを加えた波状攻撃を仕掛けるつもりだ。



 “塵一つ残さん…………この世の未練ごと消しとばしてやるわぁ!!”



 轟音と共にブレアの口から咆哮が、両手からは呪いの波動――呪龍砲が放たれる。


 もはやこの村がどうなるか、という考えは完全に消えているブレア。

 ずっと亡霊に苦戦したために、龍種としてのプライドを傷つけられたのだろう。


 だからこそ、この一撃は全力の一撃。


 その一撃は、巨大亡霊の呪いのオーラを破り、巨大亡霊を貫いた。



 ――――――ィィィイイアアアアアアッ!!?



 絶叫と言える悲鳴を上げて倒れ伏す巨大亡霊。

 その姿を見て、勝ちを確信して両腕を天に向けて突きのばすブレア。

 


 “はーっはっはぁあ! どんなもんじゃいぃぃい!!これがカーズドラン『ブレア』様の力よぉお!!”

「た、倒しちゃった……………………っ!? ま、まだよ!」

 “なぬ!?”



 確かにブレア渾身の攻撃は巨大亡霊を貫いた。


 だが、巨大亡霊はいまだに理解できない言葉で大声を上げている。

 すると、村中から怨念が飛んできて、『依代』である木箱と宝石に集まる。


 そして、『依代』が怪しい光を放つ。

 不気味な光は巨大亡霊を包み込み、なんと巨大亡霊は復活した。



 “ぬぅう!? やはり『依代』を破壊しない限り、ほぼ永久に怨念が亡霊に供給される!”

「今のは、ブレア村中から怨念を集めたってこと!?」

 “そのようじゃな。流行病も怨念からなっていたからのぉ。この村の至る所に怨念は潜んでいる。そして、怨念の源である『恨み』『憎しみ』は一生消えない…………つまり、怨念も永遠だ”

「…………やはり、依代の破壊が急務ってことね………………アーサー様……」



 アーサーはいまだに目を閉じて集中している。

 だが、その額には大量の汗が噴き出ている。相当な集中力が必要なようだ。



「呪いの龍よ、今しばらく時間を頂戴。必ず『依代』を破壊するから!」

 “………………”



 ブレアは即答しない。


 正直なところ、ブレアもギリギリな状態だった。

 今までの攻防で分かったが、この巨大亡霊は最早上級の龍種に匹敵する。


 中級の名付きの龍じぶんでも太刀打ちできない可能性が高い。


 それを、自分よりも格下の人間に託してもいいのか?

 マイホームは残念だが、諦めて逃げる、という手もある。

 この地の人間に固執している亡霊なので、ここを離れれば逃げ切れるだろう。



 そんなことを考えていた時だった。



 ビュンッ! という音ともにブレアのすぐ横を何かが通る。



 ――――ィィィイイイ!?



 “ぅおい!? いつの間に!?”

「亡霊が近づいていたの!?」

「……ぉえ…………ぼさっとしてんなよ!!」



 ノートが魔弓ヒュドラスで、亡霊を攻撃したようだった。

 唯一、亡霊の接近に気が付いたようだ。



「ノート!? またあなたに助けられるとはね!」

 “グゥ……こんなへっぽこに…………”

「ふぅ……ようやく酔いが治ってきた。ブレア……あんたにも貸し一つだ、さっさとあの亡霊の足止めよろしく!」

 “…………フッ、小癪な”


 

 ブレアは鼻で笑う。

 ピンチで柄にもなく『逃げ』を考えた自分の卑しさを嘲笑した。



「ワシは誇り高き龍種! たとえ散ろうとも、背は見せぬ! ただ前進して燃え尽きるのみ!」



 そう言ってブレアは巨大亡霊に向かう。


 自身で退路を絶った。


 人間を信じたわけではない。

 ただ、逃げて生き延びるよりも、立ち向かって死ぬことに誇りを見出した。


 命を捨てる覚悟をした龍種は、全開で攻撃をする。

 体力はアーサーやエレノア、亡霊との連戦でかなり消耗している。


 それでも、龍種としての格を見せるべく、ブレアは全力で巨大亡霊を攻撃する。



 だが、ブレア村から供給され続ける膨大な怨念を有する巨大亡霊は、その上をいく。



 ブレアの攻撃を受けてもすぐに回復し、それ以上の攻撃でブレアにダメージを刻む。



 “グゥ……ふはははは! き、効かぬわぁ!!”



 攻撃を受けてよろめくブレア。

 亡霊の攻撃が効いていることは明白。それでも立ち向かっていく。


 命と、龍種としての誇りを賭けた戦い。

 ここ数百年で味わってこなかった、必死な戦いだ。



 そして、時はきた――――




「エレノアさん! 撃って!」

「!? アーサー様!!」



 アーサーは目をカッと見開き、すぐに猛スピードで走る。

 顔中に滲んでいた汗が一瞬で吹き飛ぶほどで、『依代』に向かって走る。



「清浄なる光の嵐………………多重魔法陣展開! 神聖魔法『ホーリレイ』!!」



 エレノアは、渾身のホーリーレイをアーサー目掛けて放つ。

 アーサーは体ごと回転させながら、剣をホーリーレイ目掛けて振るう。



「イストリア流体技 『神器』!!」



 アーサーの剣を伝ってホーリーレイがアーサーの体を包み込む。

 強力な聖なる魔法が、アーサーに吸収されていく。



「ウソ……魔法を吸収するなんて………………」

「おいおい、そんなことあり得るのか!? 魔法使いでもないのに!?」



 イストリア流体技『神器』。

 この技によって、アーサーは聖属性の魔法を吸収した。


 そして、今アーサーは聖属性を纏った男・・・・・・・・となった。


 巨大亡霊もアーサーに気付き、呪いのオーラから怨念の波動を放って迎撃をする。

 しかし、アーサーは大きく跳躍してこれをかわす。



「そして…………イストリア流剣技 『流星』!! 回転も追加だ!」



 剣技を放ちながら、アーサーは聖属性を剣に付加させる。



 これが、アーサーの導き出した『強力な聖なる一撃』。


 エレノアの『ホーリーレイ』、アーサーの『回転しながらの剣技』。

 二つを掛け合わせた渾身の一撃――――



「合体剣技……………………『ホーリーノヴァ』!!」



 神々しい光を放ちながら、猛スピードで回転しながら上空から突進をするアーサー。


 それはまさに、白い閃光。

 最早、誰も止められない。




 ――――――ッ!?



『依代』である木箱と宝石は、流星によって見事に貫かれ、木っ端微塵に破壊された。


 巨大亡霊は声も出せない。

 呪いのオーラは完全に聖属性によって消される。


 回転によって、聖属性が周囲にも影響を及ぼし、怨念が浄化される。


 巨大亡霊は、何が起こったか理解できずに動きが止まってしまった。



 “よそ見はいかんぞぉお!!”



 そこに、ブレア渾身の右フックが巨大亡霊に突き刺さる。



 頭が吹き飛ぶ巨大亡霊。

 しかし、もう自動で復活させてくれる依代は存在しない。


 静かに巨大亡霊の残りの体が倒れる。



 アーサーたちの勝利が、今度こそ確定した。

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