第15話 地域住民の声 1

 私は、津島町内に住んでおります、寺田洋子と申します。旧姓は森野です。

 子どもの頃、津島町時代のよつ葉園によく遊びに行っていました。

 確か、昭和25年ごろで、ちょうど私が小学生の頃でした。今こちらにおられる山上先生がまだお若く、20歳くらいではありませんでしたかね。

 山上先生、当時確か新橋先生とおっしゃっていたように覚えていますが、あおぞら劇場と称された紙芝居を拝見しました。

 日本の昔話もありましたが、世界の、とくにヨーロッパの昔話、お話としましては、青い鳥が特に印象に残っています。


 その後、小学校の同級生と結婚して、やっぱりこの近くの地域に住んでおりますけれど、小学校入学前のうちの息子や娘をよつ葉園さんの日中保育にお願いしたこともございます。その頃も含めて、山上先生には大変お世話になりました。

 実は、新任の頃の野元先生、今目の前におられる吉村先生のことですが、下の子が先生の新任時代に大変にお世話になりまして、感謝しております。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 移転後のことにつきましては、私は全く情報をいただいておりませんのでわかりませんが、今もよつ葉園におられる吉村先生にお尋ねします。


 津島町の頃の末期、昭和50年代前半あたりのよつ葉園さんは、それまで以上に何と申しましょうか、みじめさのような雰囲気が目立つようになって、仕方ありませんでした。

 前の森川園長先生の頃は、同じ場所でも、そこまで感じなかったのですけど、森川先生が園長を退かれてほどない頃から、そのような雰囲気があの地で感じられるようになりまして、正直、第三者の目からしても辛さを感じることもありました。

 下の子の日中保育でお世話になっていていうのも難でしたから黙っていましたけれども、ちょっと、なんだかなという思いが、ね。

 確か、どこかの遊園地からの御下がりのバロムワンの大きな人形でしたか、ああいうものがいつともなくやってきて、まあ、子どもたちのいる場にふさわしくないとは言いませんが、それがなぜか、そういう雰囲気をさらに醸し出しているような気にさえなりました。


 ところで、吉村先生、私の下の子がお世話になっていた頃に比べて、今のよつ葉園さんの移転先での子どもたちの様子は、どうなっていますでしょうか?

 それから、下の子とも仲の良かった子たちは、今もお元気でしょうか?


 うちの下の子は今高校3年で大学受験を控えていますが、同級生あたりで仲の良かった子が何人かいましたので、ぜひ。

 あの頃よつ葉園にいた子たちは、皆さん、どうされているのでしょうか?

 お答えできる範囲で結構ですので、ぜひ、お答えいただければ幸いです。

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