「その後」の風景
太陽がある原風景に熱を浮かされて
ずっと一日中あればそれを異常だと言い放ち、太陽に沈めと願う。
そうか異常なのだなと太陽は気づいて沈んだ後、二度と太陽は昇らなくなった。
太陽を目印にとんでいた天使たちは燃やされるための羽を退化させ失くすことにしたので、羽はもはや意味を持たず、歴史にならない
そのあとも彼らがいたけど、そうした彼らは死んでいくと続くものは居なくなった。
太陽が燃やしてくれた。
太陽が言葉を作ってくれた。
太陽から離れる生きがいがあった。
太陽を燃やそうとする言葉の情熱があった。
もうない。
冷めた言葉だけが残って、積み木を重ねるように言葉を重ねる。
まだ君はみえているだろうか。
太陽に言葉を残した僕は、太陽都市を作り出す。
王がそこにいたのだと、神がそこにいたのだと。言えてしまう。
バレてしまう。太陽でなくてもよかったのだと、
でも、そう思ううちに太陽でなくてはならなくなっていた。
太陽がその時失くなってしまったのだから、太陽でなくてはならないのだから。
王や神よりも僕は太陽が恋しくて仕方なかった。
積み上げられた言葉で太陽都市が出来た。
都市にマンションやビルはもうない。
すむところがないからと思ったら、木を創る。
太陽が創った木を、真似して積み木の木であったことを気にせず、木に見立てる。
太陽はそこにある。
都市の中なら僕は太陽を見いだせる。
絶望も希望もない永遠が都市の中で広がりを感じた時、私はここは太陽ではないことをやっとしったが、もう出なくていいと思い、目をとじた。
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