第3話組長暴走

「大丈夫全員怪我ない。」

 クチナシがそう言いながらなんか普段とは違うと思うが気にしていなかった。

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 二時間目の体育ここの学校は珍しく高校なのに水泳の時間以外は男女合同で行われる。


「今日の体育は持久走らしい。」

 隣の席の男子に言われた。


 うわそんな最悪じゃないかよと思った。

 俺は持久走が苦手だ。


「よしりめあ、高音、愛、絶対上位独占しよう。」

 クチナシがそう言い出して他のやつも「やってやろう。」と言い出す。

 ここら辺が苦手なんだよ。


 けどバレないように能力を使って楽しよう。


「クチナシどうしたんだよ⁉︎。」

 突如そんな声が聞こえた。


 クチナシの方を見たら能力が制御できて無いのか変身の時の血みたいな覆いに覆われていた。


(暴走状態だ。下手したら朝の自称超人みたいに無差別攻撃する可能性がある。

 そしてお前が暴走しないのは俺のお陰だ。お前が使える能力が二つ増えた。

 一つ、バイクの召喚。

 二つ、暴走状態の味方の浄化。この二つの能力が増えた。)

 とブレインに言われた。

 ここで使える能力は一つ目の浄化能力が使えると思う。


「クチナシを止める方法はある。俺が能力を発動させる。」

 と小声でりめあと愛に伝える。わかったって言うように頷いた。


「クチナシ、俺はお前の暴走を止めてみせる。」

 俺は能力を解放しながら言った。

 今回使う能力は刀の具現化と身体能力の強化と浄化能力起動してクチナシの暴走形態と対峙した。刀の見た目は肉でところどころに血管みたいなのが浮き出てて刃の部分は骨に血がべっとり付いているなんか気持ち悪い見た目の刀だな。

使いたくない。


作戦はクチナシに刀を刺してそこからクチナシの能力を浄化する。

こんなシンプルな作戦だけどこれが一番成功率の高い作戦だと思う。


クチナシは暴走状態でとうとう隣のクラスの犯人ちゃんって呼ばれるGのように生命力が高い奴に攻撃をしてしまった。


そして犯人ちゃんはクチナシの攻撃で上半身を残してそれ以外の部位はぐちゃぐちゃになってしまったけれど多分次の日には完治していると思う。


とりあえず犯人ちゃんを囮にクチナシに後ろから近づいて後ろからグサリと刀を刺して能力を使って浄化させた。


「私は何やってたんだろう?。」

意識が混濁しているクチナシけど怪我人が1人で良かった。


「クチナシ、お前さんはさっきの能力を使えるようになったか?。」

俺はクチナシに能力を使用可能か確認した。


「嗚呼使えるけどなんだよこの能力?。」

クチナシに聞かれる。けれど俺も良くわからないのが事実。


「ブレイン、お前がくれた能力って何だ?。」

俺はそう少し大きな声で聞きた。


『この能力は簡単に言ったら異世界転生とかで使えるようになるチート能力みたいな物だ。お前、高音来海はこの能力を俺経由で習得したって事だ。

けれどお前はクチナシに能力を複製して譲渡した、俺の補助機能付けないでな。だからお前は暴走しないけどお前に能力を譲渡されたホモサピエンスは

50%の確率で暴走する。』

ブレインの説明は普段とは違い周りの人達に聞こえるように伝えられる。


「そうらしい。ごめんクチナシ俺が何も考えずに能力を譲渡してお前を暴走させてしまった。」

俺はクチナシそう言いながら頭を地面に擦り付けた。


「気にすんな。高音お前がくれた能力のおかげで朝は周りの人達を庇う事ができた。お前のくれた能力が私達を守ってくれた。」

クチナシはそう言い起き上がって体育の教師に授業中に粗相をしたことを謝罪した。


「アクシデントがあったが持久走を始めるぞー。」

体育の教師はこんな事があったのに明るくいってくれた。


持久走は男子10km女子は5kmだ。

頑張らないと。               

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今回はかなり物語の質が低くてごめんなさい。主人公の仲間の暴走回を書いてみたかったのでこんな内容になってしまいました。

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