ここまで読んで気付いたのですが、あえて開かれた文字。そこに本作の妖しさが潜んでいるような気がしました。
一気読みをさせるというよりは、じわじわと読み手を引きつけ離さない磁力を持った小説だと感じています。
体力と言いますか持久力と言いますか、年齢と共にだんだん貧弱になってきているのでぼちぼちとしか読めませんが、続きが楽しみです。
作者からの返信
みかみさま。
はい、わたしの文章の特徴と申しますか、クセと申しますか……。
雰囲気とリズムのために、ことばをひらがなで書くことが多いです。
そこに妖しさが、とのご指摘はとてもうれしいです。
じわじわと読み手を惹きつける、とのお言葉も。
もう完結していますので、じっくり、ゆっくり、でも最後までお付き合い賜れれば望外です。
方違えと来ましたか(^^)/ワクワク、ワクワク、止まりませんね!
もうこの世界に行って、メモを片手に歩き回りたい。食事を取り、風呂も入りたい。シュンゴウを励まして、リューリュと本を語らい、そして鬼鏡姫を愛でたい! あっ、すいません最後はセクハラでした、つ、通報だけは……。
作者からの返信
福山典雅さま、ありがとうございます!
おやおや、じゃあ、ごいっしょしますか。わたしね、夜中になったら、入ってるんです。お屋敷に。この、世界に。うらぐちあってね、念じると、通ずる。
とびら開けると、裏方の寝所のよこに出ます。発明されたばかりだから、あんまり質のたかくない、うすく曇った硝子のまどのむこうに、三人で寝転んでおはなしをする、ふろたきのおんな三人のすがたがみえるのです。みんなで、わらって、話しているのです。
いまだけの、しあわせな、夜なんです。
そして、福山さんのうしろから、黒い影。
わたしはすでに、消えているのです。
ちょっとあなた、なにしてるの。身分証明書。え、ない? じゃあちょっときて。あなたには黙秘権が……
キヌ婆様が腰抜かしてるシーンからかっ。
リューリュちゃん、あらためて思いますが、すごい能力持ってますよね。おばあちゃん、どんな人だったのだろう。
方違えのため、鬼鏡姫さまと寝床をともにすることになる。お泊り会みたいで楽しそう。でも、預かる側としては冷や汗だらだらですよね。下手なことしたら自分らの首が文字通りに飛ぶ。
作者からの返信
かつたさま。
ふふ、リューリュのお祖母さま、どんな方なんでしょうね。
彼女自身はよく覚えていない、と言っていますが……。
雑魚寝してて、寝ぼけておトイレ行こうとして鬼鏡姫の足ふんづけて怪我させたら一発処刑とか嫌ですよね……。