19 人は見えない強者を語るという話
◇ 緊張のご挨拶 ◇
つくもせんぺいです。
出会ってくださりありがとうございます!
あんまりにも通常回が久しぶりで、テンションも話題も忘却の彼方。
決まりも特にあってないようなエッセイだから問題はないのですが、お付き合いいただく話題をむむむっと捻出していきたいと思います。
まぁ断固不定期、ノット毎日を掲げております後夜祭。
ぼちぼち参りましょう。
◇ 定番の切り出し、最近何してましたか? ◇
A1.対馬に上陸していたモンゴル兵と戦っていました。
なんのことはない、ゲームのお話(笑)
とても美しい映像でございました。パリィを中心に戦闘設計が好みでしたね。主人公の声優さんがワンピースのゾロと同じで、狙ったのかなと笑いました。
オープンワールドビギナーでも設計が親切で、入りやすいですが、探索用装備だとノーマル難易度でも結構あっさりゲームオーバーなります。
A2.自作からメイドインアビスのフレーバーを感じると言われ、 気になって観ていました。
とりあえず一期と劇場版。
マンガが原作のアニメの方。アビスという大穴があいた世界。探掘家見習いのリコ。記憶を失ったロボット? レグ、2人がそれぞれの目的のためにアビスの深層を目指す。そんな物語。
可愛い絵柄に、不気味な異形、容赦のない世界観に痛み。一気に引き込まれました。動かざるオーゼンという人物がとっても好き。
そしてこのアニメ、効果音とBGMがすごく良いです。例えば、12話に透明な布のようなものが出てくる場面、ウインドチャイム(鉄琴が吊るされたシャラララーンってなるヤツ?)みたいな音色の演出だったりして驚きました。
さて、そんなアビス風味を自作に感じてくださって……光栄すぎる(震)
拙作は趣味人の娯楽で大層なものではありませんが、アビス観たことにより、こちらはこちらでの物語の締めくくりがうっすら望めたので良かったなぁと思います(^^)
ダークさは、まどマギ初見の衝撃よりは優しいw
先日の天国大魔境よりも、容赦はあったかなと。
残酷さの中にも愛を感じられる不思議なファンタジーです。
……アニメの話は喋りすぎますね(汗)
A3.夏休み期間で、休みの度に図書館や川遊びに……。休みとは?
……ただのグチやんね?
まぁでも、友だちと屋外で遊ぶことが困難な今夏(2023夏)、運転手がいると分かれば妖怪ツレテケが現れるというのは必然というもの。
今年はプラネタリウムと川遊びが主流でした。
と、これ書いているのは8月半ば。九州の夏は長いので、まだまだ先が長そうですが。でも、こういう活動も、ふと何かしら想起させるものだと先日の短歌投稿で感じました。
◇ なんの話でしたっけ?? ◇
単に更新が止まってた期間のいいわけを通常運航で垂れ流していたのですが、なんだか文字数がかさみました。
結論。遊んでました。
やったね(о´∀`о)
……少し創作らしい話をしましょう(汗)
◇ 人は見えない強者を語る ◇
タイトルの話。
自分にはずっと忘れないあるゲームシナリオがあるのです。
あ、書籍じゃないんかってツッコミはナシで(涙)
【エースコンバット4】
ご存じの方いらっしゃいますか?
けっこう有名なシューティングゲームだと思っています。
実際に存在する戦闘機が登場。
視点も戦闘機後方からの3人称視点、操縦者のコクピットでの一人称の切り替えができる操縦シュミレーションの側面もあります。
さて、ゲームの仕様は置いておいて、ストーリー。
ある少年と、街を占領した軍の黄色の13率いる黄色中隊との交流が語られる。合間合間に戦闘が展開されるというもの。
ニュアンスはガンダムのポケットの中の戦争に近いかも?
プレーヤーはメビウスワンというコードネームで呼ばれるパイロット。
戦闘している敵のことも特に語られず、ステージをクリアしていくと少年の場面が進行します。
ある時、少年が交流していた部隊に欠員が出る。
その時に初めて、プレーヤーは黄色中隊ではなく、黄色中隊を倒す側だということが分かります。
ここまで書くと、最終的にメビウスワン側の部隊が、街を解放する側の軍であると分かりますね。
そして黄色の13にとって、メビウスワンが仲間の仇であり、好敵手でもありました。
黄色の13は最終的にメビウスワンに敗れ、少年の前から姿を消す結果になり、街は解放されます。
……勝たねばクリアにならぬので(^^;
メビウスワンの存在は英雄として少年の耳に届きます。
そしてそれは、黄色の13を倒した存在としても。
黄色の13との交流を思い返しながら、少年はメビウスワンに手紙を書きます。あの戦争で、黄色の13が戦った意味、好敵手に巡り会えたことの意味を問うために。
若干うろ覚えなところもありますが、概ね以上のような内容です。
この物語の主人公は、街の少年です。
プレーヤーは、少年と黄色中隊の間ではじめは存在すらなく、ゲーム進行で勝利を重ねることで、その存在の輪郭が形作られていきます。
姿の見えない、まるでゴースト。
ただ、圧倒的な強者です。
物語の締めくくりには、黄色中隊の多くに死を。
少年には、街の解放した英雄、一時でも友人たりえた黄色中隊の死神として爪痕を遺します。
◇ この手法は群像劇だからこそ? ◇
長くなってしまいましたが、時に人はそこに見えない人物知り、存在を大きく認識しますね。
ではこれ、小説に使えるのかな?
と、ふと思ったわけです。
できなくは、ない。多分。
例えば、
1.主人公不在の掲示板回。
2.主人公不在の敵国や、別キャラ視点でのシナリオ進行。
3.オムニバス形式で、各章の主人公からその人物にスポットを当て、存在を形作っていく。
有名どころだとオーバーロードなんかは、アニメでも書籍でも2の方法がとられています。
しかし、それは主人公が居ることが前提。
評価を受け取る人物が存在することで成り立つものなんだろなと思いました。
実際メビウスワンも、プレイで得られる勝利の快感と、認知されていくメビウスワンの存在が上手く結びついて、高揚感に繋げられたのだと感じています。
◇ 久しぶりな雑談回 ◇
ただ、前述したエースコンバット4のようなストーリー展開はロマン? を感じますよねって話でした(笑)
何の回だったのか、
戦闘機の話をしたし、そんなシーンのある小説をご紹介して締めたいと思います。
森博嗣 氏
スカイクロラシリーズ
以前別作は紹介した気がします。
アニメ映画にもなったシリーズです。
戦争が日常にある舞台で、僕を視点で淡々とその日常が語られることが特徴の物語。
キルドレと呼ばれる、思春期を境に成長が止まった不死の存在を描く。
作中にティーチャという大人のパイロットが居るのですが、少しメビウスワンに通じるものがあるかも知れませんね。
徒然な回でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
誰かの何かになれることを願って。
ではでは(^^)
◇ 次回予告 ◇
最近執筆セットリストな話題を読んだので、思いついたらそれにします◎
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