4 寝落ちせずに書けるか挑戦しています。の話

◇ 連投だろうとまずはごあいさつ ◇


つくもせんぺいです。

出会ってくださりありがとうございます!


さて、今回の話は、一つ前のお話の続き。

連投ですが、寝落ちしていなければ……です。

そんな時間です。



◇ さっそくお話をしませんか? ◇


ですね。

さて、今回の話題は後夜祭反省会というよりも、思い出話です。


つくもの大学時代のゼミの先生が、芥川賞作家さんだったという話。

創作の上でお役立ち情報を提供する自信はありません!

が、カクヨムというこの環境では、良い素材なのかなとは思います。


語り内容だけ、一段下げますね。

作家さんだしお名前も作品名も出します。



 講師名 村田喜代子 先生 

 受賞作 「鍋の中」

 十代の男女4人のいとこが、田舎の祖母の家で過ごす夏休みを描いており、おばあさんの頭の中にある複数人の人物の話が混沌と混ざり合い、話の中で結末に向け調理される。

 うん、あらすじの説明が難しい話です。

 映画もあるらしいですが、結構違うみたいです。



 独特のテイストの方で、自分が習った時にはもう60歳は超えていらっしゃり、風貌も相まって魔女だなと思っていました。


 ゼミの人数を考えると仕方がないのですが、当時の授業はひたすら名文と呼ばれる小説家の作品を、国内外問わず抜粋部を読み、何作かそれを繰り返したら、800字程度のショートショートを書いて提出する。


 カメの小説を読んだら、カメを題材に書きましょう。

 そんな具合です。

 ちなみに自分はその時は、煮干しを食べるカメをじっと観察するっていう謎小説を書き、「これはなに?」と珍しくコメント付いてましたね。


 基本的には作品への感想がくるかと思いきや、ほぼ〇✕だけ。

 ……と、当時の自分からすると「なにこれ?」という内容の授業でした。


 名文に対する評論も、この作家のこの表現が秀逸であるみたいなもので、新聞のコラムかな? と思えるような内容に感じていましたし……。



 まぁ、言いたい放題言ってますけど、先生の生きざまというか、本職の仕事ぶりは尊敬しており、自慢話や世間話も面白くて、一緒にご飯食べたりしたんですけどね(笑)



「私はこの授業が終わったら、3日間で80枚3本書かないといけないのよね」


 とか、早めに取り組めばってツッコミにも、急に頼まれたからだと言われていました。

 これを見ながら思ったのは、書くことを仕事にする人は、笑って死地に飛び込んでいくんだなぁと。


 そして自分自身がそれを思うと、「あ、ダメだ。文学嫌いになるな」と感じて、作家やライターなど、全ての文字に係る仕事を諦めて、当時飲食店でアルバイトをしていたので、接客業(のち鉄火場の店員)に就職することにしたのでした。


「小説は完成させてからが本番」


 みたいなことを言われていました。先生だけではなく、カクヨム内の創作論でも見たかもです。

 先生は構想を聞いてくれる方ではなく、


「書き上げてから持ってきなさい」


 これを徹底される方でした。

 矜持なのかとも思いますが、よく考えれば、先生が書くもの、自分たちがゼミを通して目指すものは自己表現を商品とするものだったのだから、その言動は至極正しかったのだと今は思います。


 昔はちょっとくらい聞いてよって思ってました(笑)

 ちなみに書き上げて持っていくと、例えば祭事の話だと、


「これより珍しい風習なんていくらでもあるから調べなさい」


 と、頭から否定されたのは良い思い出。

 現実をよく知れば、まぁ現実じゃなくても、ることが応用や自身を変化することに繋がると、これも今なら解ります(笑)



……と、ざっと語るとこんな具合です(笑)

オチもなにもあったものじゃないですが。


結論、つくもはもったいないことをした。ですかね?


ともあれ、今こうして自分はまた文章を書いているし、読んでもらうために投稿も始めました。

あの時は絶対に思えない!

という確固たる自信がありますが(恥)

恵まれてたなぁとも思います。


多分この年齢になったからだという自覚はありますが、この年齢でもエッセイではこのテンションだし、創作の上での根っこはあの時とあんまり変わってないのかも知れませんね。



この話を出すきっかけを下さった方は、

「大学生のその年齢なら、スタイルの萌芽が出来上がっていたはず」

という内容を話してくださって、確かに。と思いました。



書こうと思わなきゃ、

読もうと思わなきゃ、

読んでほしいと思わなきゃ、

あのゼミは選ばなかったなぁと。



それが年齢とともに、今皆さまの目に触れてると思うと、無駄にはならなかったなと思います。

感謝感謝です。


◇ 連投だからそろそろ締めましょう ◇


そうですね。

ホントにカクヨム関係ない思い出話。

お付き合いいただきありがとうございました。


この経験を通して思うのは、

若い方には、書きたいときに書ける時間があるのは素晴らしいことだよっていうこと。

書けない時には一度なんで書きたいかと思ったかの作品だったり、思い返したり読んだりをすると、イメージが戻ってきやすかったよっていうこと。


自分と同じ年配層(怒らないでください)の皆さまには、正直どっからでもスタートできるなぁと実感していますっていうことかなと。

ただ、思考は豊かになっても、時間と体力は有限です(笑)


読んでいただく方には本当にありがたいってことですね!



では、締めます。


誰かの何かになれることを願って。

ではでは。



◇ 次回予告は ◇


予告はありませんが、先日自分のこの喋くりが、

よく来る

「さっきすれ違った?」「〇〇を送らせてください」

系統のメールの語り口に似ているなとふと思いました。


……? なんの話してるんでしょ??




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る