第5章



異世界生活6日目




今日も朝もはよから柔軟と昔を思い出してラジオ体操(ハミング付)。


しっかりと汗をかくまで真面目に薙刀の練習をして朝ごはん。






さて・・・では・・・・・・




できているのか納豆!!!




いざ!!




オープン!!!!!!!!!!









出来てるぅうううううううううう!!!






「いやったぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」




はじまりました!翼の盆踊り→ジュリアナ→パラパラ→よう〇い体操→恋ダ〇ス!!!






「!!!まだよ・・まだ確認していないわ・・こんな適当に作っただけで本当に食べられる納豆が出来るなんて思っていないわよ!!」




深呼吸・・深呼吸・・・・






い・・いくわよ・・






か・・・・鑑定!!!!




〝【納豆】体力回復(中)″




出来てる・・・食の幸運が・・仕事してくれたんだわ・・・しかも体力回復(中)までついている・・・。


なんてすばらしい・・・。








ありがとうございます(涙)かみさまぁああああ






大地の恵に感謝します!!お供えします!!!!!






出来た納豆を両手で持ち上げて神様へ献上するように空へ掲げている翼。日本の神様達と研修打ち上げの為に飲み会をしていた異世界神様の前に翼が作った納豆が現れる!!!










・・・これは・・・






・・・静まり返る日本の神様と異世界の神様・・・・






な・・納豆でございましょうか?




そうらしいわね・・




翼が作ったのね・・




そのようですね・・




喜んで踊っていますね・・




えぇ・・とても喜んでいるようですが、た・・たべれるの??




毒は入っていないようですが・・




これはお供えですよね?




そうね・・お供えね・・




覚悟を決めて味がしない納豆を日本の神様は普通に半分食した。普通ね、体力は回復するけど・・




納豆未体験の異世界神様は慣れない臭いに死にそうな顔をして・・食べていた・・恐るべしジャパニーズフード・・・あっちょっと体力回復した・・・。








こうして神様達に押し付けという名のお供えを終えた翼は喜んで1束分の納豆を食べて残りは大切そうにアイテムボックスへしまっ後、調子に乗って大豆残りの大豆を1小瓶分くらいだけ残して夜までかかって納豆を作成してしまったのである。






ハァーーーーーーーー仕事したわぁぁぁ




これでいいのか翼・・




流石に芦をガンガン刈るのに鉈だけでは心許ないとのことでウィンドカッターを覚えてしまった翼。






さらにとうに夕方は過ぎて暗くなってしまったテントで乾パンだけを食べて身綺麗にして直ぐに寝てしまった・・。






まぁ・・長い人生だからね、こんな日があったも良いでしょう!






後に翼が書いていた日記には納豆記念日とデカデカと書いてあったとかないとか・・。












異世界生活7日目






昨日納豆が出来たことでご機嫌なまま起床の翼。




日課を薙刀を振るうのも気合が入っている!!




朝ごはんを食べたら忘れていたステータスの確認。






名前:エン・ツバサ 


性別・種族:女・人間


レベル:19




生命力:3000(回復速度毎分10)


魔力 :1002000(回復速度毎秒100)


知力 :650(社会人歴30超)(母親歴30年超)(グーグルンの恩恵)


精神力:10010(オバタリアン上)


力  :60


素早さ:40


幸運 :555


魔法熟練度:500(禅)(魔力操作)(水魔法)(時空間操作)(土魔法)(風魔法)


装備:地球の服(劣化防止復元有)(素早さ+30)(温度調節(微)


地球のアクセサリー指輪:シールド機能・火・水・土・風・雷・電磁波・放射能(50)


地球のアクセサリーネックレス:各種精神攻撃無効・各種毒攻撃無効


超強力電気ラケット




スキル:1(グーグルン先生)2(超強力電気ラケット)3(未入力)4(未入力)5(未入力)


薙刀 2




ボーナススキル:【アントニオの加護】異世界言語(インストール済み)・アイテムボックス(中)・鑑定(極上)・隠蔽(極上)


【日本の神の施し】幸運(食料)








相変わらず魔法は早く成長しているけれど身体はゆっくりと成長しているようだ。




そして・・恐る恐るアイテムボックスから超強力電気ラケットを取り出す翼・・








「神様がくれたんですね・・ありがとうございます!」




そう、昨日の納豆が効いたのか・・神様はちゃんと翼に超強力電気ラケットを送っていたのである。






!!鑑定!!




【超強力電気ラケット】ミスリルと土蜘蛛妖怪の糸で出来た非常に頑丈なラケット。魔力を通すと網の部分に強力な電撃が生まれるので注意。






素晴らしいじゃない・・神様ありがとうございました!!






翼は意気揚々と素振りを始める!!




右に左に後ろに前に!!ジャンプしてスマッシュ!!!




もうテンションが上がって止められない翼・・魔力を込めるとバチバチと青白い電撃が網にいきわたっている!!






フッ!  シャ!  こ!! これは! すごいわね!!  シャ!  シャオラー!




これがあれば魔物にもなんとか対抗できるはず・・遠距離はウインドカッター・中距離は薙刀・近距離はこの電撃ラケットよ!!






そう・・翼はあくまでもオバタリアンなのです。ゲームだって知っているし異世界小説だって孫のおかげで読んだことがある。




だけども経験値はあくまでも昭和生まれ。色々ごちゃまぜになってしまうのもしょうがないと・・・。




こうして翼は架空の敵を想像してはウインドカッター!薙刀!電撃ラケット!!とアイテムボックスを駆使しながら草原を駆け巡っていくのであった・・。




ハハッハハハハ楽しいわ!!楽しいわぁああああ!!!子供や孫とおにごっこして息を切らせても捕まえられなかったのがウソみたいよ!!


アハハハハ  アハハハッハ!!!






草原をダメにしないと誓ったのを忘れたように縦横無尽に駆け巡っていく翼・・










それで良いのか翼・・?








こうして翼の異世界生活1か月は転移地点の拠点から200m程を中心に若い身体と初体験の魔法と武術を存分に堪能して思うがままに過ごしていたのである・・。


















さて、異世界生活も1か月を過ぎた頃、翼はアイテムボックスに搭載されていた食料が少なくなってきたので、やっと街へ行く決心がついたのである。






楽しかったなぁ・・こんなに自由に過ごしたのいったいいつぶりなのかしら・・




人間であることすら忘れていそうな無茶ぶりだったが、それが翼には新鮮でうれしかったのでしょう。




納豆は大切に大切に育てて今では納豆×980になっている。毎日片手分だけ食べてはにこにこと嬉しそうな顔。




現在のステータスはこうである。






名前:エン・ツバサ 


性別・種族:女・人間


レベル:19




生命力:4000(回復速度毎分500)


魔力 :1010000(回復速度毎秒1000)


知力 :650(社会人歴30超)(母親歴30年超)(グーグルンの恩恵)


精神力:10100(オバタリアン上)


力  :80


素早さ:80


幸運 :555


魔法熟練度:500(禅)(魔力操作)(水魔法)(時空間操作)(土魔法)(風魔法)(電撃ラケット)


装備:地球の服(劣化防止復元有)(素早さ+30)(温度調節(微)


地球のアクセサリー指輪:シールド機能・火・水・土・風・雷・電磁波・放射能(50)


地球のアクセサリーネックレス:各種精神攻撃無効・各種毒攻撃無効


超強力電気ラケット




スキル:1(グーグルン先生)2(超強力電気ラケット)3(未入力)4(未入力)5(未入力)


薙刀 3




ボーナススキル:【アントニオの加護】異世界言語(インストール済み)・アイテムボックス(中)・鑑定(極上)・隠蔽(極上)


【日本の神の施し】幸運(食料)






生命力と回復力が上がって良かったわ!


力と素早さは焦らず100を目標にがんばるとして・・


街に向かうなら隠蔽でステータスを隠さないと危ないって孫ちゃんの小説にも書いていたし、今から書き換えておきましょう!!


悪い商人や貴族に囲われてしまうわ・・コワイワー




確かに翼の見た目は若く・・こちらの世界に合わせて美人の部類に入っているのだが・・


翼は気づいていないだけで染めていた髪の毛が伸びて黒とピンクアッシュの毒々しいプリンになっていることに気づいていない・・


いったい何処出身なのか異世界人も困惑するであろう・・。


どうするんだ翼・・。




さて、じゃあこうして~~






!!隠蔽!!




名前:エン・ツバサ 


性別・種族:女・人間


レベル:19




生命力:400


魔力 :1000


知力 :65


精神力:100


力  :80


素早さ:80


幸運 :5


魔法熟練度:50


水魔法 土魔法 風魔法




装備:旅人の服 ダガー 防御(中)の指輪・ネックレス




スキル:薙刀 2




うん!これなら大丈夫だわ!




神様から貰った隠蔽のスキルでステータス画面を鑑定されても大丈夫なように変えていく。




次は・・装備ね!




防御機能が良いので、異世界に着てきたジャケット・ジーンズ・タンクトップ・黒いブーツはそのままで、アイテムボックスに入っていた翼お気に入りのトレンチコート(ダークブルー)を羽織ってベルト部分をダガーを収めている鞘ベルトに変更して装着する。


後はアイテムボックスがあるのけれど見つかったら悪い貴族や商人に・・が危ないと小説にも載っていたので冒険者のリュックにテント用の布をくくりつけて軽く食料とタオル用の布と傷薬等の重たくないものを適当にいれておくことにしましょう。




お金は銀貨5枚だけ。




そして翼は滞在していた場所を土魔法で綺麗に均してテントに使用していた棒を杖代わりにいざ!街へ!と朝ごはんを食べてから出発するのであった。


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