進路指導室が示す物語の行方

 皆さんご機嫌いかが? 女庭メオですわ。

ヨクボウは本当に恐ろしい敵ですわ。

 この中学校の平和の為にも、首飾りが言ってたヨクボウの根源『カンジョウ』を、早く倒さないと……

 でも、大丈夫! ハオちゃんと一緒なら……


 –––– えっ?! あなたは誰ですの?!

きゃあ! 私を、どこに連れて行くつもり!? 

 


「やあ、アッシだよ。ハオちゃんだよ。アッシの下駄箱に手紙が入っているよぅ♪」


????


「……? 読んでみるよ?」


(–––– 女庭メオは進路指導室で預かっています。魔砲少女、はにわハオ。 あなたも直ぐに来なさい。)


「ラブレターじゃなかったんだよ。……そうじゃなくて、メオちゃんのピンチだよ!! 助けに行くんだよ!!」


????


「……? 何だか物足りないんだよ? 一体、どうなってしまったんだよ? これも欲望の仕業かもしれないよ。取り敢えず進路指導に向かうんだよ!」


????


「はあ、はあ、アッシは走るよ!メオちゃん、無事で居るんだよ!!」


????


「見えたよ!進路指導室だよ! メオちゃんッ!!」


 –––– バタンッ


「ハオちゃん! 待ってましたわ!」


「メオちゃんが居たんだよ!!大丈夫?!怪我は無い? ……って、そこのお前は誰なんだよ?」


 –––– やっと逢えましたね。ハオちゃん。

私は『モノローグ』。この世界の進行を担い、あなた達、魔砲少女を見守り続ける者です。


「ハオちゃん。私は大丈夫ですわ。モノローグが現れた時は驚きましたが…… 敵ではありませんわ」


 –––– 魔砲少女達。ここに集まって貰ったのは伝える事があったからです。二人とも落ち着いて聞いて下さい。決戦の刻が来ました。


「なんだって!だよ?! それじゃあ、来年のカクヨムコン長編には文字数が圧倒的に足りないんだよ!」


 –––– ええ、そうです。ですが、この先のネタが尽きました。もう、〇〇教室が残ってないのです!! なので、次回から劇場完結版として興行収入…… おほん、10万文字を目指すのです!!

 あと3万文字弱です、頑張りましょう!


「ハオちゃん、大丈夫ですわ。私も全力で文字稼ぎしますわ! ですわぁぁあああ!!」


「ありがとうだよ、メオちゃん。 アッッッッッッシもぉぉぉ!!」


 –––– 魔砲少女達、そういう事はやめなさい。 ……いいえ!必死に贖う魔砲少女の健気な姿!! 素敵ですねぇぇぇぇ!!

 さて、冗談はこれくらいにして、あなた達はヨクボウの根源、『カンジョウ』を倒さねばなりません。 恐ろしく強い敵です、頑張るのですよ。


「何処に居るんだよ?」


 –––– それは…… 『校長室』です!!

さあ! 行きなさい。 魔砲少女達!!

その手でエンディングを掴むのです!!


「わかりましたわ。ハオちゃん、行きますわよ!」


「わかったんだよ。メオちゃん! 次回、『埴輪なアッシはハオちゃんだよ。劇場完結編、校長室の最終決戦ラグナロク』お楽しみにッッ、だよ!」


 –––– 魔砲少女の歴史に新たなる1ページを、そして…… 最高のフィナーレを!!

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