劇場版 不条理なる愛国者(パトリオット)④
「ねえ、ハオちゃん。タケシくんは元気にやってるかしら?ですわ」
あれから数日が経ったある日の……給食の時間です!
メオちゃんはハオちゃんと机を向かい合わせにして、クリームシチューを優雅なスプーン捌きで口に運びます。
「きっと元気だよ。タケシくんは悪の首領を倒すまで、歩み続けるはずだよ。もぐぅ」
ハオちゃんはコッペパンを、口に詰め込んでモグモグします。その姿はリスみたいで可愛いですね!
それにしても、今回の敵はとっても狡猾でした。ヨクボウが人を操り攻撃してくるなんて、作者でさえ思いつかなかった事でしょう。
魔砲少女が勝てたのも、ストーリーを思いついたのも、たまたまの産物としか言いようがありません。 しかし、たまたまは大事とお父さんが言ってました。
「そうですわね。私たちもヨクボウに負けないようにしなきゃですわね!」
メオちゃんが微笑んだ…その時です!
クラスメートがグラウンドを指差し叫びました。
「おい! みんな見てみろよッ!! グラウンドになんかメッセージが描かれているぞッッ!」
––– まさかッ! 新たなるヨクボウの果し状でしょうか!? ハオちゃんとメオちゃんは急いで窓に駆け寄ると外を見ました! そこに白線で描かれていた内容は……
『拝啓、マイハニー達へ。 君達の熱い声援は忘れないよ。 俺の事を好きになったら駄目だぜ? じゃあ、またな!』
「ははは。元気にやってるみたいですわ」
乾いたメオちゃんの笑い声と、「本当に男って馬鹿なんだよ」ハオちゃんの笑顔が教室に満ちていきました。
人は他人と自分を比べがちです。
モノを持ってるだとか、いないとか。
彼女彼氏がいるとか、いないとか。
生物として当たり前の感情ですが、
それは果たして自分自身に向き合って得た
想いでしょうか?
今一度、立ち止まって考えてみてください。
アナタは唯一無二の存在です。
アナタの価値は自分が思っているより尊いのです。
どうかヨクボウに負ける事なく、胸を張って人生を歩んでくださいね。
【エンディングテーマ】
熱血!ご飯は飲み物!
〜♪♪(前奏)
炊き立てだゼェえええ!!!
♪〜 湧き上がる食欲ぅ ご飯の匂い!!
俺のハートに火をつけるぅ! 〜♪
【制作】
アイフォン
【シナリオ】
なかと
♪〜 熱い心が待てと言う。
蒸らす時間を忘れちゃいけないと♪♪
(
【キャスト】
埴輪ハオちゃん
女庭メオちゃん
カメヘンマイダー タケシ
彼女役の美少女
ヨクボウ(CG)
【衣装】
予算が無いので自作
♪ 彼女が〜居なくても〜 (居なくても〜)
俺には白米が、い・る! 〜♪♪
『タイマーッ!! セーットゥ!!』
カレーの時は硬めに炊いてやる〜(ダヨネ)
お粥は緩めに炊いてやる〜 (デスワ)♪
【スペシャルサンクス】
読んでくれた皆様
コメント頂いた皆様
♪♪ 果てしない〜 戦いに〜
炭水化物ッッ 大事だぜッ!!!! ♪♪
サンキュー! 愛してるゼッ!!
【 劇場版 完 】
–––– つづけても…いいですか?
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