唸れ魔砲! 屋上決戦!
皆さんご機嫌いかが? 女庭メオですわ。
まさか、ハオちゃんが未知との遭遇を果たしていたなんて驚きですわ。
これは、まごうことなき快挙ですわ。
と、いう訳で今日は『孫』について考察しますわ。
【孫】
厳格で厳しい父親。
笑顔なんてほとんど見たことは無い。
そんな父に初孫を見せた時、異変が起こりますわ。とろける表情と「でちゅね〜」という赤ちゃん言葉。
そのキモさは格別ですわ。
【孫…】
孫といえば孫悟空ですわ。
西遊記の石猿ですわ。
三蔵法師は男ですわ
猪八戒はバツ2ですわ。
沙悟浄は河童じゃなくて、
【孫悟空】
オラ、ワクワクすっぞ。
それでは皆さま、本編スタートですわ。
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「やあ、アッシだよ。はにわハオちゃんだよ。やっと、(前作含めて)5万文字越えたんだよ」
おめでとうございます。来年のカクヨムコン長編部門参加に向けて、折り返し地点ですね。
「深刻だよ。プロットも吐き出して、ネタ難民に突入だよ」
なんですって?! これは由々しき事態です。残り5万文字の重積がヒロインを苦しめています! ですが、諦めないで!まだまだ時間はあります。そんなハオちゃんにこの言葉を贈ります。
–––– 関西にはこんな言葉があるんですよ。
【きっと大丈夫! ……知らんけど】
「誰かぁ! ネタの提供して欲しいんだよぉ!!」
メッチャ本気ですね? この流れで今回は最後まで行きますか?
いえ、駄目です! 本作の読者が居ればの話ですが、呆れて離れていってしまいます。
心を鬼にして言います。ハオちゃん。
こうなったら下ネt……
「やあ、コヅエちゃん。どうしたんだよ?」
新キャラの登場です!
繋がったのはストーリーか、首の皮一枚かは皆様の想像にお任せします!
『うふふふふふ。魔砲少女ですね。勝負ですね! 屋上で待ってるね!』
なんという事でしょう! ヨクボウの女子生徒は初登場です!
え?臨海学校の時にあった?
過去を振り返ってはいけません!我々は前に進み続けるしかないのです!!
それにしても、『屋上で待ってるね!』なんて、男子生徒なら絶対勘違いします! キラーワードにも程があります!
「むしろ、一緒に行くんだよ。待たせるのは悪いんだよ」
うん、流石はヒロイン。何故かヨクボウの女子生徒と手を繋いで、一緒に屋上に向かいました。まさかの展開が始まる予感です。
二人仲良く屋上に到着すると、ヨクボウの女子生徒はちょっと距離をとって言いました。
『うふふふふふ。待ってたよ! 魔砲少女よね!』
多分、先に待ち構えておいて、これが言いたかったのでしょう。
「コヅエちゃん? アッシと一緒に来たんだよ?」
時にヒロインでも空気を読めない時はあります! これが真面目すぎるヒロインの真骨頂です!
『うふふふふふ。ウチは魔法少女のヨクボウね。 ハオちゃんのヒロインの座を頂くね!』
成る程っ!! だから語尾を『ね』で統一してたんですね。『だよ』vs『ね』の仁義なき戦いが始まります。 超クールDAYO,NE!
『おおお…… ハオよ。奴は魔法少女を夢みるヨクボウだぞぅ。気を付けるのだぞぅ』
さあ、ハオちゃんは埴輪の髪留めにタッチします。
逆光シルエットの中で変身したのは……
「埴輪覇王、劇画ver.だよぉ!!」
出た! 筋肉の具現、埴輪の化身!!
リアル嗜好の世紀末な覇者が降臨です。
救世主伝説を彷彿とさせる作画違いに、場違いな空気が優しく頬を撫でます!
「ぬゎはははにわ! 天に滅せい! 力こそ全てだよ!!」
ハオちゃんの上腕二頭筋から繰り出された拳が唸ります!
それを魔法少女のヨクボウはヒラリと躱し、嘲笑を浮かべました。
『うふふふふふ、なんてノロマな攻撃ですね。止まって見えますね』
そんな!ハオちゃんの正拳突きは音速を超えていた筈です。それをいとも簡単に避けるなんて!
しかし、焦る事なくハオちゃんは呟きます。
「それがウヌの敗因だよ。自分の顔を見てみるがよいのだよ」
ああ、劇画です。顔の影と濃淡が上限目一杯にシャープネスです!
『えっ? 何を言ってるのね?』
魔法少女のヨクボウは『ステータスオープン!』的に魔法っぽい鏡を取り出すと、自分の顔を覗き込みました。
そして、何故か『ピシッ』っと、石化してしまったのです。
–––– 何故なら、
魔法少女のヨクボウも、顔面ヒャッハーな劇画調になっていやがったのです!
ハオちゃんは、わざと
アレをしたんです。
「領域展開、劇画だよ」
–––– それです!
そりゃあ、魔法少女の顔が劇画になったら石化もしますよね。
「悪・霊・退・散!」
こうして今日も古墳中学校の平和を、アッシの生涯に一片の悔いなしに解決しました!
有難う!!魔砲少女!!
–––– つづく
【次回予告!!】
–––– その日、正義と正義が激突する!
魔砲少女に立ち塞がる巧妙な罠と衝撃的な結末!
次回、劇場版第二弾。
『埴輪なアッシはハオちゃんだよ 不条理なる
お楽しみに!!
「アッシの歴史に新たなる1ページだよ」
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