僕と君の二年+α

第015話 閑話 春休みの日記

（side:日記）

3/14

昨日で終わったはずの学校生活。1ヶ月前にチョコを沢山貰えば勝ち組とは言ったことがあるが、今日はある意味、地獄の一日だ。貰った物は返さなければならない。しかし、僕は貰った量が多すぎる。そこで、八坂師匠を頼り、篤人やチョコを貰った側を巻き込んで手作りチョコのプレゼントイベントを行うと決定した。まぁ、誰から貰ったとか逐一覚えきれない苦肉の策と言うものだったが、結構良い案だったかもしれない。男子も女子も良い評価だったので、来年度も同じ感じになったら同じようにしよう。

3/17

今日は予定がないので篤人の誘いに乗ってみた。何でも、ホラー×脱出ゲームがあるらしい。謎解きは大好物なので、思いっきり食いついてしまった。

着いたのは良いが、人が多い。ちょっと小柄な僕は簡単に人混みに流されるので、それは勘弁ということで篤人にしがみついた。取り敢えず、しがみついたのは謝って謎解きを開始した。なかなかな難易度のためか篤人がフリーズしていたので、僕が率先して解いていった。中盤辺りで復活したので、協力プレー。梯子を使わないと僕では無理なところを、背伸びすれば確認できるとか羨ましい。その身長をいくらかくれ！と思わなくもない。

我ながら、良いタイムじゃないかと思ったが、ギリギリ10位だった。どうやら、重要なヒントを運良く見つけたペアがほぼ全ての謎解きをスルーしてゴールまで行ったらしい。これが本当の運ゲーかと篤人と笑ってしまった。リアルに運ゲー絡めたら、ダメだろうって思ってしまう。

ちなみに、5位～10位は今回の開催場所のショッピングモールの商品券5000円分だったので、晩御飯のために早速活用した。いや、結構な良い値段の食事だったと思うが、商品券はこういう場面で使うのがベストだろうなって思う一日だった。

3/ 25

琥珀の木島一家から日帰りで夢と希望のワンダーランドへのお誘いで行った。最近は行っていないが、高等部に行くまでは年パス持ちで週一で通っていた。最後の頃になると、孤島の真ん中で読書をしていたタイプの人間だ。まぁ、今回は一人で行くわけではないので、木島一家と一緒に行動した。春休みとは言え、平日だ。空いているって素晴らしい。テンションが上がって三大ジェットコースターを最初から乗る暴挙に出た。移動効率は悪い...いや、よく考えたら、雷山→滝山→宙山の順番だからある意味効率は良かったのかもしれない。その次は宇宙旅行に行ったので、ほぼ完璧な流れなのかもしれない。そこから海賊の所にも行ってから昼御飯となった。クマのカレー屋はなかなか久しぶりな気がした。ちなみに、晩御飯は雷山行く途中で予約を取ったので完璧だろう。

昼一番からパレードを見て、夜のパレードの時間までアトラクション巡りをした。夜のパレードの後は晩御飯。海賊のいる場所へ目指す船を眺めつついただく晩餐。一人で行くには敷居は高いが木島一家と一緒だと大体ここだ。ここって高級ディナーを彷彿とさせるんだよなぁ...

結局は、閉園時間前でビッシリと楽しんだ僕は木島一家の車の中で寝てしまった。無事に家に帰って、この日記を書く直前に学校から緊急メールが来ていた。何でも、明日学校に来てほしいそうだ。

3 /26

ちくせう...ホワイトデーの苦肉の策が恐ろしい効果を生んでしまったらしい。どうやら、男子からも女子からも大好評だったためかホワイトデーだけでなく、バレンタインデーにも毎年イベントの開催を希望してきたらしい。希望者のみが前提ではあるが、学内イベントが増えてしまったようだ。これがインフルエンサーというものかな？いや、切っ掛けが僕なだけか。そんなわけで、春休みにも関わらず忙しくなってしまいそうだ。取り敢えず、概要だけは今のうちに書いておこう。

○手作りチョコレートの会

*2/14と3/14の放課後など授業が既に終わった時間帯に開催

*会費は事前に支払い

*主催は学校

*企業に依頼？

*

*

4/1

本日はエイプリルフール。エイプリルフールは素晴らしい。最高レアをイベントで入手できるから。今回は推しキャラなのも素晴らしい。奏は僕とは別のキャラが推しなので残念そうにしていたが、去年が推しだったから良いじゃんって言えば、良いでしょ～って言われた。正直、羨ましかった。

4/3

今日は一部生徒の通学日。厳密には入学式と始業式を兼ねた4/7の準備だ。生徒会と風紀委員と有志による準備だ。

昼からは生徒会は4/7の進行確認がある。それと、夏奈は『校長 vs 教頭』の編集の最終確認があるので、それの手伝いをした。今回は今回でなかなかな戦いをしている。教頭にそれとなく聞いたが、最近はコレのために、校長と一緒に鍛えているらしい。

4/6

いよいよ春休みが終わる。明日からは新学期の始業式で、新一年生の入学式。僕は副会長として、進行確認とかをする。僕の一番気にしているのはあの個性的な部活動達の部活紹介だ。僕の管轄ではないので、非常に心配が残る。まぁ、僕が担当していても不安しかないが。