解説回2

SSR『一閃皇帝』



出現したのは、黒い髪、黒い瞳の中性的な少年だった。背中にはその体には不釣り合いなほど大きな剣を背負ってる。


「僕はSSRだけど、あまり期待はしないでね?」


「ところで、この国で一番強い剣士はだれかな?」


「え?うーーん、あんまり考えたことなかったな。ホムンクルスでは7号だろうし、拳銃の師匠も強い剣士だからなあ。あとは…」



「私です」



SR『黒髪ロングヘアー剣豪系女子高生』


黒髪ロングヘアー、黒いセーラー服を着た、少女が話に割って入る。当然のように手には日本刀を持っている。

それも片手で。日本刀って、結構重いはずなんだけどなあ。



「私です。断言できます。私が一番強いです。」



「へえ、じゃあ殺ろうよ。」


「ええ、いいですよ」



そういって2人は、ダンジョン内で戦闘を始めた。





そして7号が割り込み、圧勝した。



7号強すぎ!








SSR『エースパイロット』



「仕事はやる。それだけだ」



そういって寝だした。


立ちながら。自由か!





SSR『暴食の魔王』


「ごきげんようマスター。私は暴食の魔王、アルと申します。」


「もしかして、料理上手だったりする?」


「ええ、私は食の道を究めるべく、日々精進する料理人。この新天地でも修行を続ける気ですわ」


「おおお、ならあいつといいコンビを組めそうだ!いい料理人がいるんだよ!」


「それは楽しみですわ!」






山田ショッピングモール フードコート。


そこには、山盛りの料理を食べるベヘモットがいた。



「…彼は?」


「暴食の邪神、ベヘモット!アルと同じ、暴食の名を持つ男だ!」




その瞬間、フードコート全体の気温が下がった。空気が凍った。


何か地雷踏んだな。アルの顔が、とてつもなく怖い。笑顔なのに。










「む⁈お前から俺と同類の匂いがするぞ!食を究めし同類よ!何者だ!」


「アルと申します。一つ質問なのですが、食は量と質。どちらを重視すべきだとお考えですか?」


「量に決まっているだろう!」


「いいえ、それは間違いですわ。質が何よりも大切です。あなたが食を究めた?御冗談を」


「……ああ?お前、このベヘモットに喧嘩を売っているのか?」


「味覚だけではなく、聴覚も鈍いのですか?」


「よし喧嘩だな!泣かせてやる!」


「跪かせてさしあげましょう」




その後、魔王と邪神の戦闘が発生した。



その影響で、山田ドラゴンガチャ王国の皆はその日限定で大食いとなった。


そして魔王と邪神は和解した。迷惑すぎる。














SR『皆殺し探偵』


現れたのは、パイプをくわえた、如何にもシャーロックホームズのような恰好をした若い男だった。



「君、事件を解決するために最も簡単な方法は何だと思う?」


「脅迫する?」


「惜しい!正解は皆殺しだ!関係者全員殺せば、無事事件解決というわけだ!私はこの方法で、数多くの犯罪組織を末端からリーダーまで皆殺しにして事件解決に導いた!」


「ところでこの国に裁判所はあるかな?ない?それはよかった!裁判所はうるさいんだ、証拠がどうとか」



こいつ本当に探偵か?







R『サプライズ忍者衆』



サプライズ忍者理論。イギリスのとある脚本家が広めた理論であり、とあるシーンで、忍者が突然現れて登場人物と戦い始める方が面白くなるのであれば、そのシーンは面白くないという理論。



こいつらは人の気の緩み、油断などを狙って活動するそうだ。


「「「「ニンニン」」」」








C『舐めると殺すぞ三十郎』


出現したのは若い侍だった。


「わしを舐めるなよ?舐めたらマジで殺すからな」







C『パンダ補給兵』


パンダ。動物兵シリーズの1匹。補給の中でも主に食糧に関する部分を担当しているようだ。


中華料理、特に四川料理の達人らしい。ホムンクルスが大喜び!

今回の100連ガチャで一番の大当たりとホムンクルスは言っていた。


お前らなあ、もっとすごいものがガチャからいっぱい出てるんだぞ?そっちを見ろよ。


ところでなんで四川?


「上官の仙人様が四川出身だったので!」




そっかあ。仙人かあ。考えるのはやめよう。







C『スカウトマン』


出現したのは、黒スーツを着用した中年の白人だった。ちょっと小太り。


「どうもこんにちは。私、『人材紹介サービス 新世界』を営んでおります、ジョン・スミスと申します」


「ところで、どうして私がSSRではないのでしょうか」


「いや、知らないよ」


「そうですか。私はSSRに匹敵する働きをするのでこの評価は不当なものだと抗議します」


「ふふふ、楽しみにしておいてください」



そういって、スカウトマンは消えた!


どこに消えたのかは謎である。








C『黄金騎士』


運命教会の黄金騎士団に入団した。(強制)

最高司祭と神父は「神の騎士だ!」と大はしゃぎ。


もちろん俺は黄金騎士なんて知らない。


黄金騎士は終始困惑していた。ゴメンね。








UC『ダンジョン都市 歌舞伎町』


パラレルワールドの日本では、ダンジョンが突如として出現し大混乱に陥ったらしい。

そんな中、暴力団やマフィア、半ぐれ組織などが手を組んで1つのギルドを設立し、ダンジョンブレイク(ダンジョンより魔物があふれる災害)の際は彼らが活躍し街を守ったそうだ。


だがとある男により歌舞伎町のギルドは壊滅しそうになったらしい。なので今回の召喚は感謝しかないとのこと。その恩義に報いるべく、俺のために働いてくれるそうだ。


そんな日本の都市がまるごと出現した。ええ…





UC『死んでよ暗殺の村』


日本のとある地方に存在するそこそこ大きな村、というか町。そんな町が丸ごと転移してきた。



この町は暗殺者の一族が代々支配し、その一族により経営される民間軍事会社の本社や兵器の実験施設、生産工場も存在する。暗殺者か?






C『道路国家 ルテニア』



パラレルワールドの国。

仲の悪い大国に囲まれ、何度も戦争の際には侵略されたそうだ。




ちなみに周辺国によりインフラ関連に大規模な投資が行われているそうだ。


どう考えても侵略中に利用するためである。


この国にこの大陸の交通網の開発を任せる予定。





SR『のど飴(黄金林檎味)』



現在マッドサイエンティストにより分析中。





R『天狗の握り飯』




分析の結果、非常に栄養価の高い、保存性に優れた米でできたおにぎりであった。美味。

ちなみに具はエビマヨ。


天狗社会にマヨネーズの概念があるとは驚きである。


味は本当に美味かった。半分だけ残したおにぎりはレーションに使うために研究中。





UC『A10ランクサーロインステーキ』


脂身の多い肉。というか脂身。ホムンクルスたちには大人気。





UC『イリアス(完全版)』



丁寧に保存。




C『工作員育成マニュアル』


山田ドラゴンガチャ王国軍の教本とした。









SSR『限界突破食物連鎖地獄惑星』

UC『海洋惑星』


天体観測部隊によると、2つともこの星系に出現したらしい。現在観測用の衛星打ち上げ計画が進行中。





SSR『第13の使徒設計図』


詳細不明。USBに入った謎の超大型機械の設計図。使用方法、用途ともに不明。神学機械党とマッドサイエンティストは何らかの建設用重機ではないかとの推測を立てている。



ちなみにUSB内のファイル名は以下の通り。




『スターデストロイヤー計画』




…物騒すぎる。






C『強制労働監視ドローン』


労働者を監視し、必要ならば回復魔法で労働者を癒し、サボっていると電気ショックで攻撃してくるブラック企業が喉から手が出るほど欲しがりそうなドローン。

隙あればサボろうとするシュラハトの監視用に使用。




C『スクラップ』



ミスリルでできたスクラップ。溶かして塊にした。





UC『地下遺跡』


所在不明。現在調査中。




C『豊洲地下ダンジョン』


内部には様々なモンスターがひしめきあう。そのどれもが食べることができる。

ホムンクルスが殺到し、血の海と化した。





C『幽霊屋敷』


まさか幽霊屋敷があんなことになるとは思わなかった。


仕事に忙殺される社畜死神が幽霊屋敷に突撃し、その多くの幽霊たちを眷属として支配してしまった。


幽霊たちの目は死んでいた。




SSR『海上移動都市メガフロート』

SSR『軌道エレベーター』

HR『無人機生産工場』

UC『ミネⅢ税関事務所』



所在不明。現在調査中。





SR『潜水航空巡洋揚陸艦』


潜水艦のように海に潜ることができる揚陸艦。


というか要塞。









UC『最終決戦用自由の女神像(ガンギマリ)』


所在不明。最終決戦とあるが何と戦うんだ?






C『パチンコ屋換金所』



換金所。しかしパチンコ屋がないので換金することができない。





C『嘔吐確定ジェットコースター』






実験目的で何人かのホムンクルスを乗せてジェットコースター起動。


そのコースはまともな人間なら嘔吐を通り越して、気絶するほど複雑なコース。


だが乗っているのは超人ホムンクルス。この程度では吐くはずもなく、無事に下車。



だがなんとスタッフのロボットが、ジェットコースターに乗ったホムンクルスたちに襲い掛かり、無理やり吐かせようとした。


…が、超人ホムンクルスの敵ではなく、ロボットはすべて壊された。


今は恐怖の感覚が欠落しているかと思うくらい怖いものなしのホムンクルスたちにより大行列。






SR『金銭消費』


●お金を消費することにより一定時間パワーアップ!

お金を使えば使うほど、強化されます。使えるお金はアメリカドル、イギリスポンド、元、円、ユーロの5種類だけです。これらの通貨をほとんど持っていない山田さんには不要なスキルですね。




うるさい。俺は指定国家の依頼の報酬は、膨大な数の日用品を受け取っているんだ。その気になれば大金持ちなんだよ。





UC『峰打ちパンチ!!!』


●このスキルを使って殴っても峰打ち、つまり死にません!

後遺症もないので、安心して殴りましょう!





C『神性放棄』


●山田さんはガチャからでた神性、あと神(笑)として信仰されているので、神性がわずかですが存在します。このスキルをオンにすることで、神性を放棄することができます。オフにすれば取り戻せるので安心ですね。



首無しはかつて、俺には力があると言った。それがこれなのだろうか。

ならオンにしないぞ。神の力でSSRを当ててやる。





SSR『超能力者収容所』


所在地不明。調査中。




SSR『ストロー効果』



交通網の発達により、大都市へと人口などが流出する現象。


詳細不明。




R『生態系 トリケラトプス』


中生代後期白亜紀に生きた草食恐竜。




出現した恐竜はトリケラトプスだけなので、某有名映画のように人類が危機に陥ることはない。

というか、ホムンクルスたちは平気で返り討ちにするだろう。


一帯を保護区として隔離した。のだが、いつの間にかテイマー系ホムンクルスが恐竜隊を結成、訓練をしていた。



君たち、保護の意味って分かってる?


「何言ってんすか。自分の身は自分で守れるようにならなくちゃ」



いやまあ、そうなんだけど。





UC『イベント 戦艦墜落』


いつの間にか、宇宙戦艦が墜落していた。中は無人。現在調査中。





UC『ハワイ諸島』



衛星写真にて確認。文明の光は確認できず。周辺の水位も浅くなっているため、島だけではなく周辺の海域にも影響があるらしい。




C『ASMR 最高司祭アリスによる運命書音読』




アリス曰く、こんな物の作成に協力した覚えはないそうだ。


だがそんなことは問題ではない、問題なのは、このASMRがクッッッッソ下手くそだということだ。

こいつ途中でポテトチップスとか食いながら録音してるし、最後の方は寝落ちして寝息しか聞こえない!


もっとまじめにやれ!




C『山田ドラゴンガチャ王国非公認キャラクター 略奪くんなりきりセット』


出現したのは、黒い甲冑。


鑑定!


●山田ドラゴンガチャ王国の公認キャラクターを目指す略奪くん。ライバルは同じく非公認キャラクターの蹂躙くん。



なんだこれ。





C『蜘蛛の糸』



俺は蜘蛛の糸を手に取ったが、すぐに千切れてしまった。

だがどういうわけか、ホムンクルスが持っても千切れることはなかった。


芥川龍之介の小説、蜘蛛の糸では主人公が自分のことしか考えなかった結果、蜘蛛の糸は千切れてしまった。


…もしかして、俺は自分勝手な男だと蜘蛛の糸は考えているのか?





失礼な!


「いや、山田さんは純粋無垢な邪悪っすよ」とホムンクルスに言われた。理不尽!






C『Tシャツ エベレスト大噴火(激臭)』


封印。この世に存在してはいけない物だ。



C『人力クローゼット』


普通のクローゼット。手で扉をあける。つまり人力。




C『雛人形1師団』


迷彩服に身を纏い、モデルガンや戦車のプラモデルで武装した雛人形1師団9000体。

一体一体に部隊や階級、名前が割り振られており、まるで中国の兵馬俑のようだ。


これまでガチャから出た物の管理をしている書記官がこの9000体の雛人形を記録管理せねばならず、その面倒な仕事に頭を抱えていた。





C『南極大陸のカケラ』



この星の北極点に出現した。


なぜ北極に出現したのか理由は不明。


現在伊能忠敬による測量隊の遠征計画が進行中。







C『成金ご用達小型マシンガン内蔵黄金腕時計』



腕時計の内部に小型の暗殺用マシンガンが内蔵されていた。弾丸はどこから供給されているか不明。


こんなもの成金は必要としない











意味不明な物、所在不明な物が多すぎる!















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お久しぶりです。太陽です。更新再開します。


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