誤字情報:
そんな残り火でもアてられちゃったのか「ま」、
「な」の間違いだと思われます。
拝読しました。
正直な感想しか書けませんので、不愉快なら遠慮なく削除願います。
癖のない文章で、描写もそつなく、とても読みやすかったです。
キャラクターも嫌味がなく、好感が持てます。
おそらくは長編の中の間話、漫画でいう出張版的な話だと思うのですが、
「続きは本編で」という役回りを十分に果たしていると思います。
ただ、その趣旨に沿うなら、「百目鬼サークル」(どうめき)はルビを振るべきです。初心者にはまず読めませんので、導入を阻害します。
一方でこの話単体で見ると、物語的にはいかにも軽く、もう一点深みも欲しいなと思いました。そう、プリンで言えばカラメルです。
呪いの部分がそうのはずなのですが、導入&オチのプリンと繋がりがないので、深みに至っていない印象です。
ここに軽くであれ繋がりを持たせていれば、「構成にもこだわりのある作者なのだな」と期待が膨らんだはずです。個人的には、そこ見られれば最後の星も進呈したと思います。
長編の評価はわかりませんが、短編に限ればそう感じました。
作者からの返信
梶野カメムシさま
誤字報告、感想ありがとうございます。
本作、KACの参加作にて連作短編として書いたうちの一作となります。
KAC作品はスピード勝負ということもあり、お題発表からすぐに書き始め、1,2時間程で書いた作品を投稿することを繰り返していましたが、それもありご指摘の通り、いまいち作品構成に甘さがあるのは否めませんね。
実際プリンからの呪具の流れはいささか唐突過ぎる部分があり、自分でもどう繋げるか悩みましたが、何となくの前作(KAC20236)との繋がりを優先してしまったのが仇になりました。
と、お題に合わせて言い訳。
連作短編を一本の作品として再構成する際は、その辺りの構成を改めて推敲したいところです。
改めましてコメントありがとうございます。
正直な感想が一番励みになりますのでお気にならさず!
コメディ的な流れで突入したためか、呪い展開もどこか面白くて、少し笑ってしまいました。
空容器の中に顔があるのも、本当は不気味ですが、ちょっとコミカルな気がして……。
そして、不謹慎ではありますが犬の慰謝料を弁償代と読ませるところも、ちょっとおもしろかったです。
作者からの返信
月井 忠さま
コメントありがとうございます。
経験してる本人にとっちゃ笑えないんですけど、ホラーって冷静に見るとどこかコミカルな部分がありますよね。
そこは、現実的な呼称だと慰謝料じゃなくて弁償だもんなあ、と思い。