【KAC20237】利用停止処分の釈明

斧田 紘尚

いいわけ

 不詳、斧田。カクヨムアカウントを利用停止処分とされる。

 利用停止処分を受けてから初めて警告文がメールに届いている事が分かった。


 なぜ通知の方に出してくれないのか、そこは不親切だと感じてはいるがメールを確認していない自分が悪いのは確かだ。


 利用停止処分の内容はちゃんと読んでいない作品に評価を付けるのではという迷惑行為。

 つまり読んでいない物に対して星を付ける行為が山積された結果だという。


 言い訳になってしまうが、そもそも自分は他の人と比べて格段に読むのが早い。

 どのぐらい早いかと言うと100文字を5秒で読み切ってしまう位だ。

 自分が文字を読むと、それを取り込んだ文字によって脳内に飛び込んでくる情報に優先度が紐づけられる。


 先ず第一に漢字。

 漢字はその文字自体に意味が付与され、更にそれに続く漢字の繋がりで更なる意味になる。

 つまるところ、たった2文字でも含まれる情報が膨大な為それを優先的に脳内で処理する癖がついている。


 その次にカタカナ。

 これは昨今、英語や和製英語等をカタカナで表現する事が多く、システムと記載しても英語表記上はSystemと4文字が6文字に増える。

 そのため情報量が思うほど少なくなく、漢字の次に優先して脳内で処理される癖がある。


 さらに次点で数字とアルファベット。

 これはアルファベット単独では意味をなさない事が多いが、それが寄り集まり複数の意味を成すためそれなりの情報量を含む。

 小説上で記載される大体のアルファベットは技術書に記載されるような専門的な用語は少なく、分かりやすい物も多い為この3番目となる。


 そして最後。ひらがな。

 小説上で記載されるひらがなは基本的に接続詞なりなんなりで使われることが多く、ひらがなだけで記載される物はなかなか少ない。

(まあ、おのまとぺでちょくちょく利用されるがそれは自分には文字ではなく音として入る。)

 そのため、基本的に情報量という観点で行くならばどうしてもひらがなは最後になってしまう。


 という事で自らの速読の癖を長々とつらつら書き連ねてきたが纏めるとこうだ。

 文字一つ一つに含まれる情報量の多さ、これを脳が勝手に判断して多少接続詞が飛ぼうがその内容を補完し理解し脳内で処理される。

 というのが私の読書のスタイルだ。

 これは恐らく他の人には難しいかもしれない、というよりは自分が特殊なのだろう。


 というわけで読んでいないのではなく、システムでまともに読んでいないと判断される程度に自分の速読の速度がおかしかったという蓋を開ければどうでもいい事であった、というお話であった。

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【KAC20237】利用停止処分の釈明 斧田 紘尚 @hiroyoki_naoyoki

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