第19話 春の日向で芽吹く命よ

桜冷蕾 オーレライ

LYRIC:IDE MIYUKI

MUSIC:DOHASHI KOTOKO

はらりはらり花びら落ちた

温かい涙のように

地面を彩る 死に化粧は

春風と共に消えゆく


凍える蕾のように

息も出来ない 外も見えない

曇天の日は繰り返し

人々は青空を忘れてゆく


冷たい太陽が支配した刻は

笑顔も 咲くことを忘れ

枯れた街路樹の下を

俯きながら歩いて行くだけ


はらりはらり花びら落ちた

温かい涙のように

地面を彩る 死に化粧は

春風と共に消えゆく

永遠の眠りへといざなう


解説:梨大美幸が手掛けた「春」「桜」「涙」「青空」SONG

シンプルかつ端的で淡色で描かれたような印象を受ける。

1文字「桜」「翼」「扉」「汗」「涙」「月」「春」「夏」「愛」「夢」「現」

2文字「勇気」「青空」「青春」「自由」「笑顔」「花火」「砂漠」

3文字「ダイヤ」「ダイス」「レター」「ギター」「コイン」「ペイン」

 以前、彼女がマキタスポーツ氏の理論を踏襲して紡いだ

汎用性の高い言葉たち。該当するのは上記四単語だ。

 上記3文字括りのカタカナ語は寧ろ、

WEST SIDERのような押韻に利用した方がいいのかも知れない。

 梨大美幸は、今日も汎用性にこだわりながら

1980年IDOLING LYRICに磨きを掛ける。

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