希望・絶望を齎すアナウンス
アナウンス〈罰(ペナルティ)を受けるプレイヤーは合計4名です。
1名は工夫を凝らして罰(ペナルティ)を回避しましたね。感心しましたよ。
1時間後に次の指令をアナウンスします。〉
しゃー、犠牲者は4人で済んだー。
骨とか折れるペナルティの指令はこれ以外ないからほっとしたぜー。
それにしてもこんな簡単な指令を出すなんて、クラウン・ゲーム開始時点で"無慈悲なる女王“と言われ恐れられていたゲームマスター王野氷らしく無いな。
クラウン・ゲームは鬼畜難易度だったけど面白いから小説化してたし、王野氷の過去編の小説か?
まあ、いずれにせよ生存したい俺にとっては好都合だが。
前のアナウンスからピッタリ1時間後、アナウンスが再び響き渡る。
アナウンス〈次の指令はだるま落としの予定だったんですけど、どっかのプレイヤーさんがあんな事をした(主人公とは無関係)から、指令を一気に飛ばして10番目の指令を出さざるを得ないですね。
10番目の指令はケイドロです。
プレイヤーの皆さんに5時間の間、我々帝京ゲームズが選んだ10人の警察から逃げ回ってもらいます。
勿論、捕まってないプレイヤーが捕まったプレイヤーにタッチすることで捕まったプレイヤーを解放できますよ。
5分以内に遊園地にプレイヤーの皆さんは集まってください。〉
冗談キチいって。
どこの馬鹿だよ、前の指令で結果をルールを破って偽った奴は。
この身体がどんだけ動けるのか、スタミナがいつまで続くか分からんから5時間とか、勘弁してくれよ。
まあ、攻略法通りにすれば何とかなるが。
………………………………………………………
後書き 主人公が自分の身体能力を把握していないのに余裕そうにしていた理由が次回明らかに。
次回予告 秘策、的中。
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