最初の指令
そして、最初の指令が出された。
アナウンス《最初の指令はラッキーダイズです。
プレイヤーの皆さんが1回回サイコロを投げ、私に止まった時点のサイコロの写真を送り、私が設定した目で止まっていたプレイヤーに罰
(ペナルティ)を受けて貰うだけです。
勿論、プレイヤーの皆さんには拒否権などある訳ないですので、ご注意ください。》
マジかー。
運ゲーとかどのサイコロの目がペナルティか分かってても意味ねーじゃん。
かと言って拒否ったらゲームオーバーつまり現実となった今では死ぬし。
あ、因みにペナルティを与えられるサイコロの目は7だ。
えっなに言ってんのって言う人の気持ちは分かる、分かるよ。
でも、クラウン・ゲームだとサイコロの写真の写ってる目の合計される。
これもクラウン・ゲームが鬼畜難易度な理由の一つだ。
クラウン・ゲームのペナルティは碌な物がないから失敗しない方が良いんだよな。
今回の指令のペナルティは身体のどこかの骨が折れる。
折れる箇所は1箇所だが、脚の骨が折れる確率が高い。
10回目の指令に響くから避けたいところだが、ええい、こうならやけだ。
(どうにでもなってしまえ。)と思いながらサイコロを投げたが、丁度その時強風が吹き、サイコロの目が変わる、変わる。
ようやく止まったからサイコロの目を見てみると…2だった。
このまま写真を撮ったらアウト(合計が7になる)だが、写真を撮る時に拡大しては駄目だとは言われてない。
つまり俺は拡大させて写真を撮り、アナウンスいや、ゲームマスター王野氷に送った。
そして俺が巨野氷に写真を送ってから1分後、全員送り終えたのでアナウンスが響き渡った。
………………………………………………………
後書き プレイヤー個人が、ペナルティ回避しても10の倍数の指令はプレイヤー全員が同時に行わなければならないので、幾ら頑張っても殆どのNPCがペナルティを受けていたら達成できない。
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