時代はおそらく戦国時代でしょうか。いずこかの国で、謀反の計画が発覚し、捕まった12人の男たち。見せしめで処刑されるのはたった1人。“ままこだて”という方法で1人ずつ放免になっていき、最後の1人が処刑される。意外な結末でしたが、言われてみると、残酷かつ卑劣ながらも納得の理由でした。ホラーにカテゴライズされているだけあって、さわやかな最後ではありませんが、とても読みごたえのある作品でした。