神々の山嶺 ~The Creators Landing Point~
げこげこ天秤
お題:「いいわけ」
「それで?
そう
そんな
「ごめんね、変なお願いで」
お気に入りのカエルのパーカーを羽織る
「二人には、『神々の山嶺』ってタイトルで、作曲してほしいんだ」
リーダーとしてのお願いというより、幼馴染としての頼み。「なにそれ、面白そう」と乗り気な
その様子を見た
「この神社はね、三人にとって特別な場所。小さいころの遊び場所もここだったし、受験の合格祈願もここだった。――それから最初の曲を作ったのもここ」
小学生のころに、勝手に太鼓をたたいて怒られた。そんなこともあったなと、
「私たちは
「あー、そういういいわけね」
「……冷静な
頬を膨らませる
「じゃっ、作曲は私がするねーっ!!」
不意に、
「
「相変わらず、コード名を覚える気ないでしょ……。こういうことでしょ?」
「そうそう!! さっすが
「なら、メロディーラインは変えた方がいいかも」
「こう?」
「そう」
ついに作曲を始めてしまった二人を見ながら、
はじめは、作曲・
音楽を奏でる星々。
星座の数と、ピアノの鍵盤の数が同じなのは、きっと仕組まれた偶然なのだろう。
神々の山嶺 ~The Creators Landing Point~ げこげこ天秤 @libra496
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