東京
@tatumito
short story
東京というきらびやかな世界で今、絶望している人は何人いるのだろうか。
今日、世界から幾つ消えたものがあるのだろう。
三年前
消えようとしていた私に
「じゃあ俺のために生きてよ」
君が泣いている私に対して真顔でそんなことを言ったから今でも生きてるよ。
月がきれいですね
君にこの言葉を君のとなりで呟いて見たかった。
同じ世界で生きたかった。
消えちゃいそうなぐらいに限界なとき気づいたらあの人とそんな会話をしたビルへ足を運んでしまう。
今日は仕事終わりで疲れているのにわざわざ段数の多い階段を上ってまでここにきた。
君も今この月をみているのかな。
そう思って形態を取り出し画面に明かりを着ける。
そしてその画面に綺麗な月をおさめた。
東京 @tatumito
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます