第2話 四天王と会合

俺は1週間暮らして気づいたことが2つある


1つは、


魔王「ねぇ側近、今日って何があったっけ?」


側近「四天王の皆さんとの会合が14:00からあります」


魔王「会合ねぇ、四天王って誰がいたっけ?」


側近「まずは

遠距離攻撃が基本のアリシア・エンド様、

パワー系のゴリ押しで四天王まで登り詰めたギルバード・ヒルデブランド様、

知識が豊富であり、魔王軍の参謀メイナード・アドルフ様、最後に

死ねない最強アンデットのヴォルフ様」


魔王「後半適当じゃね?」


側近「気のせいです」


魔王「そっか」


ここが某人気PCゲームの『ファイナルジョンタシー』であること



そして、



AM 8時

勇者「覚悟しろ魔王!」


AM 12時

勇者「今度こそお前を倒す!」


PM 14時

勇者「今の俺は15年前とは違う!」


そう、1日に何人も勇者が来る忙しい身なのだ


ホント前の俺はどんだけ民の怒りを買ってんだよ


そして、そんな勇者共を一瞬で蹴散らす俺の最強スキル『支配者ウエニタツモノ



✂︎-----------------------ₖᵢᵣᵢₜₒᵣᵢₛₑₙ-----------------------✂︎

説明しよう!

スキル『支配者ウエニタツモノ』とは


自分に対して不信を抱く者を好きに操れちゃうスキルである


✂︎-----------------------ₖᵢᵣᵢₜₒᵣᵢₛₑₙ-----------------------✂︎






会合室、


魔王「四天王よ、今日という日によく集まってくれた」


メイ「魔王様!人族を攻めないとはどういう事ですか!」


メイナード・アドルフ

魔王軍の参謀を務めており、元からの賢さを生かし今まではしてこなかった大胆な作戦をする時があり皆がよく肝を冷やす


ヴォルフ「落ち着け、メイ」


ヴォルフ

死ねない最強のアンデット

元は俺と同じ人間だったみたいだがこいつも転生先をミスったタイプで表情が変わらないため怖がられているが子供とか大好き。根は優しい。


アリー「そうですよ、そんな見苦しい姿を魔王様に見せないでください」


アリシア・エンド

主に遠距離攻撃を得意とし、弓矢や銃などの遠距離武器なら大体使える天才型


ギル「おぉ、喧嘩か?俺も参加させろ!」


ギルバード・ヒルデブランド

ただのバカ。それしか言いようがない。

バカだから魔力とか言われても頭の中は『???』だからパワーで戦ってる。意外と強い



ゴホン、


側近「皆様、今回は皆様が知っての通り、魔王様が人族への進行を停止させました。それをこれから魔王様に説明してもらうのとこれからの魔界についてが今回の作戦の議題です」


側近「では魔王様、今回の作戦の意思を聞かせてください」


魔王「分かった、今回は皆を騒がせてしまってすまない。でも、人間にも我らほどではないが魔法を使えるものがいる。だからこちらの戦力が削がれないように水面下ギリギリで攻めて行った方がいいと思った」


四天王「、、、、、、」


魔王(やっぱり分かってもらえないよね)


メイ「流石です、魔王様!」


魔王「!?」


メイ「水面下ギリギリを攻めることによって気づいた時にはもう遅いという絶望感を味わわせると共にこちらの戦力もお考えになっていたんですよね!」


アリー「なるほど、そこまでお考えになっていたとは」


アリー「その作戦も一理ありますね」


魔王「イチリイチリ」


ギル「おぉ、なんかよく分からんけどすごい!」


魔王(こいつ絶対分かってないな)


ヴォルフ「俺は魔王様に従う」


魔王「ありがとう、ヴォルフ。それでメイナード、アリシア、ギルバードはどう?」


アリー「この作戦でよろしいかと」


メイ「私も参謀としても四天王としても賛成です」


ギル「俺も!」


魔王「ありがとう。じゃあ次は、、、、、、パンパン、側近、酒を持ってきて!」


側近「かしこまりました」






2時間後、


アリー「も〜、おるふもそうおもうよね?」


ヴォルフ「俺も同感だが、俺はヴォルフだ」


ギル「俺の超スーパーエリートスペシャルど根性パンチ!」


ボロボロ、


メイ「あ!ギルさんが壁壊した!」




魔王「もうヤダこいつら」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る