第5話 旅々
ここで私達のパーティーを説明しよう。私の名前はサナ、フェアリーソードを使う戦士である。フェアリーソードは聖なる魔力を秘めているので使い方しだいで色々な技を使える。
それから、フェアリーのウエルである。このウエルは術式にたけていて色々な魔法を使える。基本、女性体なのだが好みはセクシーな女子である。そのエロエロさは露骨で困ったものである。
そして、プラハさんである。東方の国の聖女で伝説のバハムートの治療の為に旅をしていた。旅の護衛の為に賞金稼ぎの私を雇ったのだ。聖女様なので戦闘ができなかったが、髪に着けたカンザシを使うと遊女の月草が憑依して大剣使いになるのだ。
そう、このパーティーに新しく加わったのが月草である。月草は世界中が見たいと願い一緒に旅をすることになった。普段は遊女の艶やかな恰好でふわふわと浮いているが、戦闘になるとプラハに憑依して大剣使いとして戦うのだ。
***
旅の途中、突然の雨で雨宿りの場所を探していると。山のふもとにある洞窟の入口を見つける。
「いやー降られちゃったね」
「はい、ずぶ濡れです」
プラハと共にタオルを取り出して顔を軽く拭くのであった。ウエルと月草は平気な顔をしている。これだから人外は羨ましい。
「で、サナ、この洞窟を探検したいがどうする?」
ウエルが問うてくる、この洞窟は明らかに整備された様子である。
「こんな山の中で整備されているのだ、危険があるかもしれない」
「でも、臭うの……宝石の臭いよ」
宝石か、採掘場なら、人が居て暖かい食べ物にありつけるはずだ。
「よし、行ってみるか」
私達は洞窟の奥に進むことにした。
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