第6話 ビジネスカップルとプライベートカップル❤

その場で燃え尽きた若手社長の

三宅は、麗子から蔑まれた視線を向けられていた。


ドギマギしながらも、

三宅は…麗子にご機嫌を伺う。


「ど…どしたの?麗子さん。オレ……」



パサッと麗子は…髪をかきあげると、こう呟いた。


「貴方は1回でね!悠利は…違うわ。」



ショックを受けた三宅は……

麗子にすがり付く。


麗子は…内心、三宅の事を可愛いと思っていたが、


麗子は…天然で男を振り回す事もお手の物だったのだ。



「じゃあ、条件を出すわ。」



「今からウチでパーティがあるの。貴方はワタシをどう扱うのかしらね?楽しみだわ。ふふ❤」




その言葉は…麗子からのテストだった。


真っ白なベンツに乗り込む麗子に着いていく三宅社長。



既に麗子としては、

ビジネス的な目的でしか、三宅とはセックスしないと

考え始めていた。



プライベートなセックスは…悠利

ビジネスセックスは…三宅。



と分けた方が良いわね?と

ベンツを運転しながら思った。



パーティの会場に着くと三宅は…慣れないエスコートを始めるのだが、どうにもこうにも、


先程の熱い情事が脳裏をかすめる。



麗子の両親の前に向かう2人。

三宅社長は…緊張で足元もおぼつかない。



まるで世界の違う麗子を

いつしかマドンナの様な視線を向けながらも

三宅社長は…トキメキが凄かった。



麗子の両親に、三宅は紹介される。


だが、、、

の三宅さん。』



それだけしか麗子の口からは出なかった。


またしてもガックリする三宅。

だが、三宅もバカじゃない……


野心が麗子の言動によりメラメラと湧き上がるのだった。




三宅社長は…麗子に一通り紹介を受けると、

開き直った様子で、悠利との仲睦まじい話を皆に話し出す。



カクテルグラスを片手に麗子の身体は再度うずく。




(三宅社長。面白いわ。)




その夜も、

朝まで三宅が麗子の身体を貪り尽くしたのは



言うまでもない。





【6話終わり】

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る