第8話面接官(最終回)
A型福祉作業所の面接に行った。当時は、3ヶ月まえに腰椎の手術をしたばかりで、鎧のようなコルセットを装着していた。動きが制限されるが、腕は動かせるので、PCの入力作業を募集していたので、面接を受けたのだ。
そこで、責任者だと言うババアが、
「あなたは、ここに何しに来たの?そんな、身体で出来る作業は無いのですよ」
と、言われ、
「腕は動くので、入力作業はできますが!」
「あなたは、他のA型に行った方がいいです。他の事業所も無理だと思いますが」
僕は礼も言わず、施設を出た。
公園のベンチで缶コーヒー飲みながら、喫煙して、自分を見つめ直した。
兎に角、今は福祉作業所でリズムを作り、自分の好きな事を伸ばしたい。そして、仕事に生かしたい。と、考えた。
そして、今、ゲームのシナリオライターの書類選考が受かった。
あと、もう1歩。今の状況でも嬉しいが、どうなる事やら。
ま、僕は長い間、辛酸を舐めてきた。
僕は病気になった。学校も仕事も三流だったが、今までの人生は一流だ。
僕は僕が好きだ。自分の能力に限りをつけてはいけない。
このクズどもとは、生きてる次元がちがうのだ。
と、言うことで終わりにしよう。
終
拝啓、清々しいほどのクズのあなたへ 羽弦トリス @September-0919
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