躊躇してヒナタが死んでたら犯人の母親はどんな反応だったのだろう
どっちにしろ被害者アピする方が楽だろうな
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このタイミングでルイの回想後編とは意表を突かれた!前回は「自分(ユウ少年の行い)が招いた地獄」で、今回は「自分(ルイの決断)が招いた悲劇」ですか…。
なんというか話の構成が上手いなぁ。前回とは真逆のシリアスですが、とても読み応えのある内容でした。
《念動力》で自分を動かす→加減を間違えたらサヨウナラですが、その加減を文字通り「体で覚えた」とはね…ルイってわかりやすいというか、無茶しすぎというか…。
・一撃必殺、敵の命は二の次→養成学校の方針的には正しい
・犯人の命にも考慮を→情報提供者(犯人の母親)の気持ちを思えば正しい
初の実戦でルイは気付かされてしまったか。教え込まれたことが全てじゃないし、時代錯誤だろうとヒナタの拘りは尊いと…でも教えを実践したからヒナタを救えたし、非常に難しい問題だなと。しかも(ルイと違って)犯人は母親に愛されていた。ルイは精神的に殴られ続けて、ボロボロだったでしょうね……辛い。
苦すぎる実体験の結果、ヒナタとその命には執着する一方、自分の命の価値は信じられず、一番軽いものになってしまった…。他人は信じられないが、一番信じられないのは自分自身…?ルイの悩みはどこまでも重い。
だがヒナタのようにはなれなくとも、人の命の重さがわかるなら、ルイだって十分に優しいさ。誰よりも命が軽いなんてことは絶対無い…!
もしルイが死ねばヒナタは絶対に泣くと気付くのも大事だけど、何よりルイが自分を好きになれないと、本当の意味で前へは進めないのかもですね。
最後の場面では目に見えぬ色んなものでがんじがらめなルイが浮かんできました。ラジオの音楽に耳を傾け、好きなように腕を振るっていた「あの頃」。本当の本当に「あの頃」とは何もかもが違ってしまったなぁ…。
それを取り除くにはヒナタだけではとても…!だからお前がやるんだよイブキ!!たとえ無理でもやるのが男だぞ!!!(強制)
作者からの返信
前回のアレがシリアスかどうかは自信がありませんが……w
この話、極端に間違ってる人が(犯人以外)いないのがミソになるのかなぁと勝手に思っています。
色々考えながら書いていたことを全て読み取っていただけて嬉しいです(o´艸`)
最後のルイにも羽ばたいて欲しいなぁ
編集済
嘘…だな、ルイ。
本当は母親に愛されたかった。
でも母親はルイを愛してくれなかった。
それなのに親友の命を奪おうとした悪党が母親から愛されていたのが悔しくて悲しくて仕方がなかった。
…本当は誰かに心の底から自分を愛して欲しくて仕方が無かった、そうじゃないのかルイ?
だが安心しろルイ。イブキ兄様の推しへの愛を舐めてはいけない。兄様が全力で推しの間に挟まってルイが本当に欲しかったものをくれるだろう。たとえ己を犠牲にしてでも。兄様はそういう男だ。
…まあルイがちょっとヤンデレになるかもしれんがそこはご愛嬌だな!
ルイが兄様にメスの顔をする日も近い。
作者からの返信
相変わらず途中までは鋭いのになあ……。
最後でダメにしていくスタイル嫌いじゃないです笑
今回も面白かったです!
ルイちゃんのシリアスとてもエグいなー…そして色々と考えさせられる話でした
ルイは是非とも救われて欲しいです
頑張れイブキ君!
>告白が増えた
>以前は一学期に一、二回だったのに、最近は月に二、三回~
明らかに代償の魅了が作用してますねぇ…そりゃ母譲りの魅了も容姿も嫌いますわ
>ワタシは常に怪我をし続け、すっかり救護室の常連に~
>《念動力》で自身を動かす訓練に終始
天才ではなく秀才…この意味やっと理解できました…念導力の訓練で大怪我しまくってたとは…
>──人の死が軽くなっても、人の命が軽くなったわけじゃない。
>その人を愛する人は絶対にいる。
「命の重さに気付く」って本来なら良いこと&大事なことなのに「殺した後で」というのが…(泣)
・イブキの介入でヒナと早い段階で仲良くなれた
→ヒナを守るために犯人殺害
→ヒナは命に敬意を払っていた
→犯人の母が娘を愛していた
…ピタゴラスイッチのごとくルイ曇らせコンボが…(泣)
ヒナの様子から何かに気付きかけ、最後の犯人母の言葉がトドメになりましたね…
>──執着、というのだろうか。
>手の中に残った大切(ヒナタ)を離したくない
「犯人を殺めた」ことで守れた大切(ヒナタ)…か
「命の重み」を知った彼女がヒナタに執着するのは当然という理解できちゃいますね
●気になった点
>《念動力》の天稟(光)が自分しか動かせない理由
>──ワタシより軽い命なんて、ないからだ
このルイの考察が悲しすぎて…(泣)
考察&解釈なんて幾らでも可能とはいえ…
それこそヒナタちゃんの加速(天稟)&餓え(代償)なんて本人の性格&気質&根源とは関係も薄そうですし
でもイブキの分離(天稟)&接触(代償)は彼とピッタリなんですよね…
百合に挟まる男に相応しすぎる()
作者からの返信
なんでこんなドシリアスになったのか作者もわかっていません(泣)
怒涛のルイ掘り下げpart2です。
魅了嫌い、人嫌い、秀才、能力への自己理解、執着……一つ一つの意味を考えていたらこうなりました(勿論ある程度は決まっていたわけですが)
・気になった点
少なくとも、ルイにとって光も影も大差ないんでしょうね……
念動力は正確性を要するものであることを鑑みるに、中途半端に的を外すことには長けていないことは容易に想像がつく。こう言う母親が鬱陶しいとまでは言わないが、自分の正義を振りかざす母親は近年本当に急激に増えていると感じる。
作者からの返信
人の数だけ正義がある、というのは良くも悪くも……ですね
命の重さと念動力の条件を絡めるくだり、うまいなあ