11.今日から私は美女になる!
(夏休みの海・早朝)
バスでとある田舎にやってきていた誠と南と颯太と大智。
バスで外の景色を見ている誠。
N+誠「結局、夏休み前にうちの学校の1人の先生が女子生徒にみだらな行為をしていたのが発覚して警察に捕まった、俺たちにとっては無関係な話だがある意味で身近に恐ろしい存在がいた事に気づけないのもまた関わりが無いとはいえ恐ろしいと改めて再確認した」
南「誠どうしたの? 窓なんか見ちゃって」誠「いや、なんでもないんだ」
大智は颯太に雑誌のモデルの女の子の話をしていて南は「着いたら何食べようかな」と言い、誠は「そうだな、屋台で焼きそばかウィンナーでも頼もうかな」
颯太「俺もそれにする」大智「じゃあ僕も」南「みんな同じだね〜じゃあ私も」
誠は少し若気ながら「じゃあ決まりだね」と笑い気味で言った。
海岸に着いた4人は更衣室に荷物をお気に行き着替えに行った。
4人は海パンで泳げない大智は浮き輪を持っていた。
南は水色の水着で「おまたせ〜」と言って手を振ってやってくると男どもは開いた口が閉じない状態で南がやってくると南は「どうしたの? 何か変?」
颯太は軽く手を振りながら「いえいえとんでも、綺麗だな〜と思いまして…」
誠「南って割と…可愛いんだな…」
南「そう? ありがとう」と言って大智「俺は泳げないから見てるだけにしとくよ」と言うと南は大智くんの手を握って
「私と泳ご」と海に誘導した。
颯太も釣られるかの如し「俺も泳げないから手を繋いで〜」と言うと南は「嘘はダメだよ〜」と言い颯太「体育の水泳で50mを2分前後で泳げる自分を今日だけは恨むよ〜」と大きな声で言うのを聞いた誠は遠い目で見ながら「何してるんだあいつは」と細い目で見ながら海に少しずつ向かっていった。
(那月のおばあちゃん家・早朝)
雨上がりの天気のいい早朝に家の前に置かれているポストを覗きに来ていた那月はポストの蓋を開けチラシや新聞を取り出して左の脇腹に抱えて家の中に持っていった。
リビングに戻った那月はチラシに書いてある商店街のイベントを見ると「行きたい」と軽く呟いてチラシを持って部屋に向かった。
部屋に来た那月は鏡を見て「絶対に景品を取りに行くぞ!」とガッツポーズをしながら押し入れのタンスからTシャツとジーパンを取り出して着替えた。
机に置いてあった雑誌を見て誠くんそっくりな俳優を見て「私もこんなイケメンと付き合えたら良いけど…夢を見すぎよね…」と言って雑誌を開いたまま部屋を出る。
雑誌に載っている俳優の名前は池杉面と書いてあった。
(商店街・9時)
那月「えっと美容院は…」とスマホを見ながら前を見て歩いていると「ここの3階か!」と見上げて階段を上がって行く。
美容室の受付で那月は「カットのみで」
と言って美容師「かしこまりました」と言って席に案内された。
那月「この髪型でお願いします」と好きな人好みのヘアスタイルにするためにスマホの画面を美容師に見せると美容師は「かしこまりました」と言って髪に水を吹きかけて髪をカットされながら鏡を見る那月の内心では「私は誠くんのような優しくて頭が良くて誠実で顔がいい人と付き合えるように自分磨き頑張ろ」と思いながら美容師が「お客様はこちらは初めてですか?」と髪を切りながら話しかけると那月は「はい、丁度お出かけしたい気分だったので」と少し緊張気味で話すと美容師は「とてもオシャレな格好で来店されましたね」と言うと那月は「いえ、とんでも」と良い少し目をキョロキョロして周りを見るのが怖かったので持ってきていた漫画を開いて読むと美容師が「その漫画、僕も全巻読んでます、面白いですよね」
那月は「はい、とても面白いです」
美容師「良かった〜ここら辺は田舎で来る客は年配の方が多くて貴方のような若い層の客は少ないので理解できる人がいて良かったです」と言って美容師は笑顔で奥の部屋に行くと那月は向かった方角を見て漫画を見ていると美容師が漫画のキャラのストラップをくれました。
那月「これ良いんですか?」と未開封のガチャのストラップをくれた。
美容師「4個ほど被ってしまったのでおすそ分けします」と渡してくれた。
那月「ありがとう…ございます」と嬉しみと同時にまた来たいという気持ちで漫画に挟んだ。
帰り際に担当の美容師に対して那月は「また来ます」と言って美容師は「いつでも待ってます」と優しい笑顔で手を振って見送りしてくれた。
外に出ると那月は「あっつ」と言って日傘をさして買い物をしに向かった。
(服屋・お昼前)
那月は服をとって「これもいいな」と良い手に取ってた服を買う。
(アクセサリー専門店)
那月は「どのネックレスにしよう」と眺めて小さなハートのネックレスを手に取って「シンプルで可愛いからこれにする」と言って買った。
(立ち食いそば屋)
那月「大将、かけそば!」
大将「はいよ!」
那月は待ちながらスマホゲームをしていた。
大将「へいお待ち、熱いよ〜」
那月は割り箸を取り「いただきます」と言って麺をズルッズルッと鳴らしながら隣にいた男性客が口を開けながら那月を見ている中、気にせずにスープも飲み干しお金をきっちりでテーブルに置いて「ご馳走様」と言って風の速さで去っていった。
(出会い橋駅・昼)
出会い橋駅で帰ろうとしていた誠は切符売り場で交通系のチャージをしていた。
那月は誠の存在に気づかずに改札を通っていき。
颯太と話ながら改札を通っていく誠はホームに着くと那月に似た人が反対方面に向かっていくのを見た。
(電車内)
那月「スマホを見て誠くんの顔を眺めていた」
(出会い橋駅ホーム)
誠「気のせいか」と言って弱冷房車と書かれている列車に乗った。
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