5.結局、誰が正しいの?
(市の図書館・昼の雨)
誠は結局、誰も信じられないぐらい社会の成り立ちやルールの縛りに対してとても不満を抱き、市の図書館の目の前まで訪れていた誠。
歴史のコーナーや法律のコーナーなどがずらりと並んである中、外国の社会システムなどを本の中に書いてないか読み漁っていた。
誠は小さな声で「1人の人間に影響されるぐらいなら自分自身の存在でも場合によっては何かしらと影響は及ぼすよな…、だが良い悪いは別として自分の影響力ってどこまでなんだろうか…?」と思い浮かべた誠。
誠の脳内では1人のアーティストが浮かんだ。
誠は内心「1人のアーティストで別の国の人にも魅力を感じさせてるのだから1人の人間の影響力は大小は異なるとはいえ、侮ってはダメだよな?」と思いながら次のページをめくっては探してを繰り返した。
(デパート・昼)
那月は友達と買い物に行く約束をしていた為、デパートに来ていた。
那月は友達と行動していると優奈が「なっちゃんは何にする?」と商品を見ていた。
(図書館・雨)
誠は4冊ほど抱えながら貸し出しのパソコンに立った。
誠「えっと、ここのバーコードを読み込めばいいんだっけ?」と少し理解してない状態で試行錯誤でなんとか借りれた誠。
図書館の外に出ると土砂降りだったので「やべぇ…家まで持って帰れるかな?」と傘を差して袋を手に持って重たそうにしながら歩いて行った。
(デパートの外・土砂降り)
優奈「じゃあまた明後日ね〜」と手を振って那月は手を振って無言で帰っていく。
その横を誠は走りながらバス停に向かって雨宿りした。
那月は前に進み、誠は本を気にしていてそれどころではなかった。
誠「濡れてないよな?」と確認してベンチに座った。
(学校・職員室)
休みの日の学校の職員室では野球部の掛け声が聞こえる中で謎のスーツの男が机に座り引き出しを開いて茶封筒を閉まった。
(誠の部屋・夕方の落ち着いた雨)
誠は部屋の窓を見ると「しかし、外に出た時は土砂降りなのに帰ったらポツンポツンとした優しい雨だなんて俺を嫌ってるな?」と窓越しで天気を語っているとまたしても土砂降りになり始めた時に家のインターホンがなった。
母が「はーい、今行きまーす」と言って出ていった。
誠はトイレに行きたくなりトイレに向かうと配達員がドアを閉めて荷物を部屋に置きに行く母を見て誠は「何が届いたの?」と聞くと母は「昔の同級生からの贈り物よ」
誠は「ふーん」と言った。
母は「誠ちゃんは何か用事でも?」
誠「ちゃん付けはよしてくれ…、それと御手洗なのだよ?」
母はにやけながら「あらっ、じゃあ先に箱の中身を覗くわね」とウキウキとしながらリビングに向かって誠は軽くため息をつきながらトイレに入ろうとすると、廊下の壁に貼ってあったカレンダーを見て「もうすぐ7月か、中間テストが終われば夏休みだな」と言ってようやくトイレに入った。
(那月の部屋・夜)
那月は今日買ったシュシュを腕に付けた状態でシュシュを見ながらニヤけてベットで寝転がっていた。
(誠の部屋・夜)
誠は部屋を暗くしてベットに入った。
誠の内心では「俺の実の親ですら学校行ってる時に何をしてるか分からんのだぜ? それを赤の他人の考えてる事を読み取れる方がおかしいよな…」と日々の出来事に不満を抱いていた自分自信に浸りながら「羊は1匹、羊は2匹…」と言って眠りにつこうとしていた。
(街の真夜中・小雨)
そこには謎のスーツの男が自分の免許証をだした。
その免許証を見ていると免許証には名前が「西園寺 幸太郎」と名前が記されていた。
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