第26話

「話聞けよ」

多くを語らない方が意外と響く

「色々説明したいことはある。がそもそも寧音、お前はこの先どうする?このまま自堕落にここにいるか、旅に出るか」

「まって、なんでその二択しかない?ここで日銭稼いで優雅に暮らす、とかないの?」

「ない」

「なんで?」

「知らない」

「理不尽じゃない?それ」

「働けクソ娘…」

およそ母親の言うことか?それは

「だが金は置いてけ…オイテケ……」

娘に金をたかる父親て

「じゃあ旅に出ること決定だな、支度しろすぐに出るぞ」

「ゑ?」

「「「ちなみにお前に拒否権はない」」」

仲良いな性格悪いからか?コイツら

いつの間にかに仁王立ちで父親母親サルーシェの三竦みが完成。新時代の幕開けだね。

「いや、拒否するぞ私は!ここに来て働きたくはない!自堕落に生きていたい!ふざけるな!」

「清々しいクズっぷりだ。お見逸れした」


床で駄々をこねる寧音をよそに旅立ちが決定した。

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