第25話

お茶を被ったサルーシェがふうふう言いながらお茶を飲んでいる。

「で、だな質問に答える時がきたようでな。答えてやるよアッッ」

「だから熱いって言ったじゃん。なんで息吹きかけるんじゃなくて口でふうふういってんの?冷めないよ?それ」

随分マヌケな絵面だ。

「見かけ通り間抜けなんだね、君は」

「なあこの父親不敬すぎない?一応神様の使いだよ?俺」

「使いっ走りってことね、わかったわ。

あなたも苦労してるのねえ…こんな小さいのに」

「この母親深読みしすぎじゃない?そこまでとは言ってないよ?」

「私と同じ、ブラックなんだな…可哀想に……うっ、トラウマが……胃が痛い………だからそんなに言葉が乱雑なのね…女の子なのに…」

「お前が1番不敬で礼儀知らずでは?酷ない?俺の扱い」

3方向それぞれの哀れみ、それは思ったりもサルーシェの心を深く、深く抉ったとさ。

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