喧嘩を売られた。それを無視した。

「なんで来ねぇんだよてめえ！」

イキイキと外に飛び出して行った5分後、顔を真っ赤にして戻ってきた。

「えーと？誰だっけ」

「どちら様だ？」

「初めましてだね」

「家族3人揃ってコントしてんじゃねぇよ！ボケんな！突っ込みきれねえよ！」

「あらヤダ、女の子なのにそんなあらだった口調…もうちょっとお淑やかにした方がいいわよ？」

「あら、そうかしら、ごめんあそばせ…って違うわ！」

「うわぁ、ノリよ…うわぁ…」

ドン引く寧音とそれで遊ぶ母、笑いをこらえる父。

「ふざけやがって…」

怒りに震えるサルーシェ、ダメそう。

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