第21話
「で?」
しこたま泣いて後悔して懺悔して、赦しを得た寧音
ここぞとばかりに聞きたいことを改めて聞く。
「なんで2人もここにいるの?あとどうやって?」
なんで?と言えばたしかにそう。
元の世界でなければ何故?ここに?
え?死んだの?2人とも?
「なんでって、あんたが死んだってニュースとかなんだとかが言うから来たんだよ」
「母よ、それでは我は分からぬござる…」
「なんでわかんないの?」
「なんでわかると思ったの?」
「そりゃあ世界でたった1人の母親の行動くらい、わかるよな?な?な?なぁ?!」
「今までのキャラクターどうした、どこに捨ててきた。あと分からないわよ」
およそこれが母親か?いや、ない。
「お前を追ってきたに決まってるだろ」
「いや、そこじゃないのよ父上。今聞いているのはHowなんだよwhyじゃないのよ」
「は?いやいや、なんで?って言ってたから」
違うそうじゃない。
いやそうなんだけども。
「すみませんでした。ハハウエトチチウエハドノヨウニコチラニキマシタカ?」
「カタコトすんなよ日本人」
「それはオレが説明するよ」
仁王立ちの小さな髪の長い…少女…だれ?
「え、誰?」
寧音は忘れていた。そういえばここに来る前からひっつき虫みたいに一緒に来た金魚のフンがいたようないなかったような。
「なあ、最悪に最低で曖昧な覚え方やめてくれない?」
長らく出番がなかったからみんな忘れてるよ。
ちなみに
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