第6話

 前回のまとめ

 元居た世界に転生しなおすか、別の世界にFIY AWAYするか迫られた。


「で?どっちにする?」

あれから考える間もなく同じ問いかけをされること早20回。

チッ、っせぇなこいつ...少しは考える時間くらいよこせや

内面上の私はそれはそれは口が悪かった。


顔には出してない、出てないはず、だから大丈夫。ね?ねっ?


「ちなみに別の世界の情報とか教えてもらえることって...?」

「ないね、次の世界がどうとか、今どうなっているとかそういうことは元の世界含め一切教えないことにしてる。」

「なぜですか?そこまで細かくなくても知りたいと思うのが人間では?」

「なぜってそりゃあ、ねぇ?僕ら神様だし、そんなんどうでもいいって。」

とても呆れた顔でそんなことを平然と言ってのける。

他の神様たちを見てもこちらに一切興味も持たず、各々がやりたいように自由にゲームをしていたり、寝ていたり、食事をしていたりしていた。

「そう、ですか...」

ここまでどうでもいい素振りに言動があるともはや何も感情は沸いてこなかった。

むしろどうでもいいから早くここから去りたい、と思うまでにショックを受けていた。

「じゃあ現世じゃない方にお願いします」

「ん?あぁ、決まったんだ、じゃあばいばい。」

そこで初めて神の顔から退屈そうな顔が抜けた、それもつかの間

足元が急に無くなった


「ん?んんんんんんんんんんんんんんんn?」

意味が分からない、えぇ?

「まtt、あちょ」

そこから先に何が起こるかは言うまでもなく、いやいうんだけど、まあ、落ちるよね。

「うそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそうそ!!」

喋れたのも、意識を保てたのもそこまで、意識は遥か彼方へブラックアウト。


さよなら、私の命。


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