第5話

「さて、そろそろいいかい?」

途端に口を開くとても背の高い男性がそう告げる。

確かかくかく、という

「その前にそこの四人の方々は、その、本名なの?」

「方々というよりだね、こう見えても僕らはすごいんだから。」

「あ、す、すみません...」

どっちでもいいじゃん!という言葉は飲み込むことにした。

「本名、とは違うけど、自分で言うのもなんだけど...まあほら神だから、ね言ったことは基本全て真実になるし、行いは基本全て正義になる。とは言っておこう。」

イイ笑顔で複雑な気持ちになることを言われた。

「ほかに急ぎで聞きたいことはあるかい?」

「あ...いや、今のところは特に、パッとこのタイミングで浮かぶ人の方が珍しいかと。」

「それもそうだね、じゃあ始めようか、単刀直入に聞こう」

その瞬間辺りの空気に電流が走り、一気に重さを帯びた。

横一列に並ぶ神々が神々しく光っても見えた

「転生するなら今まで君が生きていた世界か、もしくは全く異なる世界か、どちらを選ぶかな?」

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