「この世にはね、二つの人生があるの。スラムダンクの映画を観た人の人生と、観なかった人の人生。だから、明日一緒に観に行こう!」

古森 遊

この世にはね、二つの人生があるの。スラムダンクの映画を観た人の人生と、観なかった人の人生。だから明日、一緒に映画を観に行こう!

 そう力説する娘に引かれて善光寺……じゃなくて近場で映画を観てきました。

 多分もうすぐ上映期間が終わるんじゃないかと娘がうるさく訴えてくるんで。

 あ、ちなみに彼女は、普通に社会人なので、親の私が行かないと観に行けないとかじゃありません。

 なんなら、私と行った日が7回目だか8回目だかのスラムダンク鑑賞でした。

 はじめの時は普通に観て、三井にハマって3回観て、その後深津、深津、今はまた再びミッチーに戻ってきているそうです。


 でも、正直なところ、私自身はスラムダンクの映画については、そんなに興味なかった。

 そりゃスラムダンクは好きですよ。マンガは随分前に全巻揃えました。ただし普通のやつ。31巻中には、中古もかなり混じってる。

 とはいえ、安西先生のあの名セリフも、三井の「バスケがしたいです」も、花道の「左手はそえるだけ」も、普通に記憶に浸透している程度にはファンでした。

 そう、だからこそ、わざわざ映画を観に行くとか、ねぇ?

 あの『漫画だからこそ描けたであろう世界』を、わざわざスクリーンにしてもなぁ、と思ってた。なんか、マンガの中のメンバーへのイメージが損なわれたら嫌だなぁと。


 そういう気持ちの方が強かったのですが、娘がタイトル通りのセリフを力説するので、そして「スクリーンで観ないと!あれ、スクリーンで観ないと!」とまるで映画館の宣伝マンみたいな感じで連呼されて、観に行くことになったわけです。



 で、どうだったかって?


 印象としては、マンガをそのまんまスクリーンに広げた感じ。

 ストーリー知ってても、湘北のピンチには手に汗握っちゃう。

 花道のボケに笑い、流川との無言のタッチに心震える。

 よくぞここまで試合の空気を再現(表現?)してくれた!って感じでした。


 もう、あれですよ。


 この世にはね、二つの人生がある感じ(笑



 諦めたらそこで試合終了ですよ、まだの人はぜひどうぞ。


 たぷたぷヾ(・ω・*)ノ○)))




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