ついていない日々にさようなら……?かも
文月 和奏
不思議な女の子
みなさん『7』で何を連想しますか?
よく言われるのは「ラッキーセブン」や「スリーセブン」
巷では幸福の数字と言われていますね。
だが、しかし……僕にとって7という数字いや、7のつく日はアンラッキーな事が起こるから好きではない。
このことに気づいたのは17歳の時……え? 気づくの遅いって?
あれは先月の1月7日……大雪が降った日。
男友達と雪だるまを作っていた時、気づけば僕自身が雪だるまにされていたんだ。
そこで終わるなら笑い話で済むけど、そのまま忘れられて凍死する寸前までいったんだ。
この時、同じクラスの女の子が見つけれくれて難を逃れた。
そして、1月17日は木から落ちてきた雪が頭に直撃して気絶して数時間。
たまたま通った同じクラスの女の子が見つけてくれて難を逃れる。
まだ続くよ。
1月27日は友達と買い物に出掛けたんだ、朝早かったせいか路面凍結した道路を猛スピードで走ってきた車が回転しつつ、僕達に突っ込んできたんだ。
友達は持ち前の運動神経で軽々と回避したのだけど、僕は凡人なのでムリゲーである。
スローモーションで、迫りくる黒塗りの車を見つつ僕はこう思ったんだ。
「これが噂の異世界転生フラグか! こんな不幸な人生からはおさらばできる! 第二の人生は異世界でのんびりライフを満喫できるはず!」と心の中で期待したんだけど……
現実は甘くなかった。
僕は7回転ぐらいして雪の壁に激突したらしようで、運よく?
一命をとりとめ現在入院中だ。
なぜか、その時も以前の女の子が救急車を呼んでくれたらしい。
実はあの女の子、僕に気があるんではないだろうか?
お見舞いに来てくれているのは……その子だけで、他の友達は来やしない。
ほんと、7の日は良くない事が多すぎる僕が何をしたっていうんだよ。
退院は2月7日……嫌な予感しかしないんだよな。
その日も事件が起きて、あの女の子が助けてくれた。
……偶然だよな?
ついていない日々にさようなら……?かも 文月 和奏 @fumitukiwakana
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