第8話


3年生最後の夏休み

何が悲しくて内申点の心配なんて

しているのか…


凡太はいいよな。

と思いつつ、付き合わせて申し訳ないな

そんなことを思いながら先生を探していた



後方から

?「佐藤くん、平くんおはよう‼」


勢いのついた聞き馴染みのある声がきこえる


「にしくん‼おはよござます」

凡太「西江先生、おはようございます‼」


しっかり僕だけお叱りを受けて

咲に気付く。


西江「君が佐藤くんの親戚さんかな?

   お手伝い来てもらってごめんね~」


ゆるい感じの美術教師(男)は

片づけが下手なので

3人で美術準備室を片付ける


お昼ごはんは、西江先生の奢りで

共通の話題、ゲームや小説の話をしながら

変わらず手を動かす


15:00頃やっと合格レベルに到達


「にしくん、単位よろしく‼」


西江「はいはい、塩谷さんもわざわざありがとうね

   気持ちだけだけどこれ。

   佐藤くんのことよろしくね」



そう言って咲にジュースを渡した


咲は愛想よくお礼を言っていた



家までの途中にある洋菓子店に行きたいと

3人で寄り道


なんでもそこはマカロンが人気らしい


咲は焼き菓子とマカロンを手に入れて

ご機嫌そうだ

凡太は咲とマカロンの語源などについて

深く語り合っていた。


ぼくは話に入れるわけもなく

後ろから着いて帰った。

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