第5話



・・・翌朝



僕は昨日の二の舞になるまいと早起き

母はそんな僕を見ても眉一つ動かさない


家にいても咲と顔を合わせるのは気まずいし

凡太の家にでも行こう。

きっと僕の鬱憤も晴らしてくれるだろう。



・・・


(凡太の家)


連絡もせず朝からやってきた僕を

親友は嫌な顔一つせず招き入れてくれた。


話も早々にスマブラ・桃鉄・ポケモン

制覇のために熱中していたら

いつの間にか昼も過ぎ時刻は15:00を過ぎていた


流石にお腹も空いてきたし気分を変えようと

外に出る。と言っても目的地はコンビニだが


カップラーメンとパンお菓子をカゴに

会計はやっぱり高くつくもので

悲しい財布を握りしめてトボトボと帰る


その道で咲を見かけた

誰かと居るようだったし僕は声もかけず

通り過ぎたわけだけど


1日満喫して自宅に帰ると

母が立っていた。


母「どこほっついてた。」


なぜお怒りモード…

「いや、凡太とゲームしてたけど。」


母「私が仕事に言ってる間

  詩織に咲の事お願いしてたわよね?」


咲を置いて行ったことを怒ってるのか

そんな、何もできない子供でもないのに


「あ、でもほら咲も誰かと会ってたみたいだし…?」


話をすり替えるなとその後も愚痴を聞かされ

解放されたのは咲が帰ってきた十数分後だった


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