第3話


母「詩織?夏休みは家にいる?

  お父さんの娘ちゃん今度遊びに来るの

  数日居るみたいだから、頼んだわよ」


…思い出した。

母は確かに言っていた

朝から大した話でもないように話して

仕事へ行ったんだ。


思い出しながらため息を吐く僕に

咲は言う


咲「わたし少しの間ですが

ここでお世話になるからよろしくね!」


僕は「…おう。」そう言うしかなかった


我が家のルール①母の決定は絶対

我が家のルール②女の子の言うことは絶対


そう、僕が不利になるルールが沢山あって

これからまた紹介することがあるだろう。

それはまたその時にでも。



そうして、僕は咲に言われるがまま

地元を案内した。


今日は寝過ごした後ゲームでもして

引き篭りライフの予定だったんだけど…


咲「遅いし‼さっきから黙っちゃって

  ちゃんと案内する気はあるの?」


咲が少し向こうで僕に怒ってるのが見える


僕は小走りで咲の元まで行き

「次はどこに行きたいの?ここら辺なら…

 おいしい洋食屋さんがあるよ」


咲「洋食屋さん?わたしオムライスが好きなの

  うん、少し早い夜ごはんに行こう‼」


強引な咲に言われるがまま店内へ


...

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